コラム

伝統工芸品の誤解を紐解く|今の暮らしに選ばれる理由

2026.01.14

こんにちは。
これいい和の安藤です。

私たちこれいい和は、「ニッポンの記念品」として伝統工芸品を多くの方にご紹介させていただいております。全国の工房や職人の方々が手がける伝統工芸品は、長い歴史と高い技術に裏打ちされた、日本の文化を代表する宝物です。

一方で、現代の暮らしの中では、伝統工芸品対して少し距離を感じている方がいるのも事実です。
「高価そう」「手入れが大変そう」「昔ながらで古いデザインなのでは」———
そんな理由から、興味はあっても購入をためらってしまう声を耳にすることがあります。

今回は、そうした”伝統工芸品に対するよくある誤解”を紐解きながら、今の暮らしの中でこそ感じていただきたい、伝統工芸品の魅力についてお伝えします。

1 伝統工芸品に対する「よくある誤解」とは?

1-1 高価すぎる?価格に込められた価値

伝統工芸品は、
一つ一つ手作りすることによる希少性
・手間暇かけた制作過程
により、大量生産品と比べると価格が高くつくことがあります。

しかし、その価格には、素材選びから制作工程、耐久性まで、長く使うための品質がしっかりと含まれています。

また近年では、若手職人による取り組みや、現代の暮らしに合わせた商品開発により、手に取りやすい価格帯の工芸品も増えてきました。伝統工芸品は「特別なもの」から、「生活の中で楽しむもの」へと、少しずつ姿を変えています。

1-2 手入れが大変?少しの工夫だけでOK

漆器や陶器など、一部の工芸品には確かに扱い方のポイントがあります。
ただ、その多くは特別な道具や難しい作業を必要とするものではありません。

日常の中で少し気を配るだけで、長く使い続けることができ、使い込むほどに風合いや味わいが増していくのも、工芸品ならではの魅力です。

最近では、忙しい現代の暮らしに合わせて、扱いやすさを意識した工芸品も多く生まれています。「手間がかかるもの」という印象も、少しずつ変わり始めています。

1-3 デザインが古い?現代の暮らしに合うデザイン

「伝統工芸品」という言葉から、どこか「和風で昔ながらのデザイン」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

現在では、伝統工芸の技法を活かしながら、現代的なデザインが取り入れられた製品が多く登場しています。伝統を守りつつ、新しいライフスタイルに合ったデザインに進化しているのです。たとえば、漆塗りや金工技術を活かしたアクセサリーやインテリア用品は、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、若い世代にも人気があります。

このような流れにより、伝統工芸品は決して古臭いものではなく、むしろ現代の暮らしに溶け込みやすい存在となってきています。

2 伝統工芸品を通し、文化を未来につなぐ選択

伝統工芸品を購入することは、単に良いものを手に入れるというだけではありません。

それは、日本の伝統文化を次世代に繋ぐ大切な行動でもあります。
職人たちの技術や知恵は、何世代にもわたって受け継がれ、現在の私たちの生活に息づいています。職人の数は減少している今、その技術を守り、発展させるためには私たちの支援が不可欠です。伝統工芸品を購入することは、職人たちの活動を支援し、伝統文化を守ることにつながります。さらに、長く使える高品質な製品を選ぶことは、環境にも優しい選択となり、持続可能な社会に貢献することにもなるといえるでしょう。

3 現代の暮らしに合わせた伝統工芸品の進化

今後、伝統工芸品の市場はますます多様化し、より多くの人々がその魅力に触れることができるようになるでしょう。例えば、オンラインショップやクラウドファンディングを通じて、全国どこからでも手軽に購入できるようになってきています。

また、地域と連携して伝統工芸品を観光や教育と結びついた取り組みも進み、伝統工芸品を身近に感じる機会が増えています。このように、伝統工芸品は単なる「過去のもの」ではなく、今の暮らしとともにある存在として、新たな可能性を広げています。

伝統工芸品は、守られるだけの文化ではなく、使われることで進化し、未来へとつながっていくものなのではないでしょうか。

おわりに|暮らしの中で、伝統工芸品と向き合う

伝統工芸品に対する、「高い」「大変」「古い」といったイメージは、実際に触れてみることで、少しずつ変わっていきます。

その美しさと価値に見合った価格がついていますが、それは長年の技術と歴史に裏打ちされたものです。そして、手入れが大変だという誤解や、古臭いデザインだという偏見も、実際には誤った印象です。

手に取り、使い、暮らしの中で付き合っていくことでこそ、工芸品の本当の魅力が見えてきます。
私たちこれいい和は、そんな出会いをつくるお手伝いを、これからも続けていきたいと考えています。