コラム

日本の伝統遊び「投扇興」とは?企業イベント・文化体験に活かせる江戸の遊戯

2026.02.02

こんにちは。これいい和の吉川です。
いつも伝統工芸品コラムをご覧いただきありがとうございます。

今回は、江戸時代から受け継がれてきた日本の伝統遊び「投扇興(とうせんきょう)」をご紹介します。

投扇興は、扇子を使って得点を競う遊びでありながら、そこには日本ならではの美意識や文化的背景が詰まっています。

近年では、
・インバウンド向け文化体験
・企業イベントでの和文化企画
・学校教育の伝統授業

などでも注目される機会が増えています。

もくじ
1 江戸時代の遊戯「投扇興」とは?
2 投扇興が「伝統文化」として面白い理由
3 投扇興の得点例|奇跡の型も存在する
4 投扇興は企業イベントやインバウンド体験にも活用できる
  4-1.企業イベント・周年行事での文化体験に
  4-2.インバウンド観光客の伝統文化体験に
  4-3.学校教育・探究学習の題材にも
5 投扇興は「体験型伝統文化」の入口になる
6 これいい和では伝統文化を活かした記念品・体験提案も可能です
7 まとめ|投扇興は江戸から続く“日本らしい遊び”
8 関連リンク

1 江戸時代の遊戯「投扇興」とは?

投扇興とは、江戸時代中期(1770年頃)の京都で生まれた遊びです。桐箱の台の上に立てた「蝶(的)」に向かって扇子を投げ、扇子・蝶・台の落ち方によって点数を競います。

つまりルールはとてもシンプル。
① 扇子を投げる
② 落ち方で得点が決まる
③ 合計点で勝敗を競う

誰でもすぐに楽しめるのが魅力です。

2 投扇興が「伝統文化」として面白い理由

投扇興の特徴は、ただのゲームではなく、日本文化が随所に織り込まれている点です。

投げた後の型(配置)には、
・源氏物語
・百人一首

など、古典文学に由来する名前が付けられています。
遊びながら日本文化に触れられるのも、投扇興ならではです。

3 投扇興の得点例|奇跡の型も存在する

投扇興では、型によって点数が大きく変わります。

・蝶にも台にもあたらずセンスが落ちる「手習(てならい):0点」
・蝶にかすって蝶が台上で動いたがそのまま立ってる「ゆらり:2点」
・強く投げすぎて台ごと倒してしまう「野分(のわけ):マイナス30点」
なんとマイナス得点もあるのです!!

そして最高得点クラスになると…

・胡蝶:85点
・夢浮橋:100点

「どうしたらこうなるの?」という奇跡の配置もあります。

胡蝶(こちょう)85点

夢浮橋(ゆめのうきはし)100点

※得点表画像参照
https://www.ibasen.co.jp/pages/2302_fan_tousenkyo
https://note.com/kingpro/n/ne03999251080

4 投扇興は企業イベントやインバウンド体験にも活用できる

投扇興は、京都の伝統文化として親しまれてきた遊びですが、近年ではその魅力があらためて見直され、企業イベントや海外ゲスト向けの文化体験としても活用される場面が増えています。

道具がシンプルで、短時間でも楽しめるからこそ、格式ばらずに日本文化に触れられる体験として注目されています。

4-1.企業イベント・周年行事での文化体験に

企業の懇親会や周年イベントでは、近年、
・日本らしさを感じられる企画を入れたい
・海外ゲストに文化体験を楽しんでもらいたい

・記念行事に“思い出に残る体験”を取り入れたい
といった声が増えています。

投扇興は、ルールがわかりやすく、自然と笑いが生まれるため、参加者同士の距離を縮めながら伝統文化に触れられるのが大きな魅力です。

クルーズ船や国際交流イベントなどでも、おもてなし企画のひとつとして選ばれることがあります。

4-2.インバウンド観光客の伝統文化体験に

海外からのお客様に向けた「日本文化体験」として、投扇興が取り入れられるケースもあります。必要なのは、投扇興の道具と畳1〜2畳ほどのスペースだけ。

大がかりな準備がなくても実施できるため、
・宿泊施設での体験企画
・観光イベントのワークショップ
・海外ゲスト向けのおもてなし

などにも応用しやすい遊びです。

海外の方にとって「日本らしさを体感できた」という思い出が、特別なお土産になればと思います。

4-3.学校教育・探究学習の題材にも

投扇興は遊びでありながら、
・日本の伝統文化を知るきっかけ
・和の空間や礼儀作法に触れる体験
・歴史や文化を探究する学び
にもつながる題材です。

体験を通して学ぶことで、知識として覚えるだけではない「文化との接点」が生まれます。自由研究や授業の導入、探究学習のテーマとしても相性が良く、学校現場でも取り入れやすい伝統文化のひとつといえるでしょう。

https://ameblo.jp/c-consul/entry-12323580045.html

5 投扇興は「体験型伝統文化」の入口になる

伝統文化は、決して「特別なもの」ではありません。
投扇興のように、体験を通して身近に楽しんでいただくことで、文化との距離はぐっと近づいていきます。

若者の伝統文化離れが進むと言われる今だからこそ、「遊び」や「楽しさ」をきっかけに、工芸や和文化に興味を持つ人が増えていけば、とても嬉しく思います。

投扇興のような“楽しい”から始まる体験が、企業や教育の現場においても、文化を未来へつなぐ入口となれば──
これいい和としても、そんな機会づくりを大切にしていきたいと考えています。

6 これいい和では伝統文化を活かした記念品・体験提案も可能です

これいい和では、伝統工芸品のご提案だけでなく、

・企業イベント向け文化体験
・記念品と体験を組み合わせた企画
・海外ゲスト向け和文化プログラム

などのご相談も承っています。

✔ 周年イベントで和文化体験を入れたい
✔ 海外ゲスト向けの日本らしい企画を探している
✔ 記念品とセットで提案したい

そんな方はお気軽にご相談ください。



これいい和では、定期的に伝統工芸品の記念品に関するメールマガジンを配信しております。
ご希望の方は、下記のフォームからご登録をお願い致します。


7 まとめ|投扇興は江戸から続く“日本らしい遊び”

投扇興は、扇子ひとつで楽しめる伝統文化であり、遊びの中に文学・礼儀・美意識が詰まった日本ならではの遊戯です。企業活動や教育現場でも「体験型文化」として、これからも身近に感じていただけるように、私たちも取り組んでいきたいと思っています。

8 関連リンク

https://japan-novelty.jp/column/3010