コラム
私の地元の工芸品甲州印伝
2024.01.11
こんにちはこれいい和の岩村です。
今回は私の地元山梨県の伝統工芸品、甲州印伝に関して書かせていただきます。
私も実際に甲州印伝の小銭入れを愛用させていただいておりまして、もう3年ほど毎日使っておりますが、とても使いやすく、高級感もあり、今でもとてもお気に入りの商品です。
むしろ年を重ねるにつれて、色合い、手触りもよくなってきているようにも感じます。
個人でのご利用品としても、記念品としてもとてもお勧めできる商品ですので、今回のコラムをきっかけに、より甲州印伝の魅力に気付いていただけましたら幸いです。
そもそも印伝ってなに?
印伝の由来は、南蛮貿易が盛んな17世紀、インド産の装飾革にインデア革と呼ばれた革があり、インド伝来(印度伝来)から印伝となったと伝わっているそうです。
その後、昔から生活道具で使われていた鹿革の装飾を印伝と呼ぶようになり、世間に広まっていったそうです。
インドから伝わってきたものだったなんて意外ですよね!
その後、江戸時代に甲州で鹿革に絵付けする独自の技法を創案し、甲州印伝がはじまったようです!!
そんな昔からの技法が、今も残っているということがとても価値があるものだなと感じます。
特徴はどこ?
印伝の特徴は主に3つあります。
漆
時がたつほど色つやがさえ、光沢に深みが出る。そんな日本独自の技術を用い、独特の光沢感をもち、防水性も施せるので、日常でも使いやすい商品になります!
革
上記に記した通り、甲州印伝は鹿革を使っています。
鹿革は軽く、柔らかな風合いで使うほどに手になじむ感触が特徴的です。
また、装飾もしやすい革ですので、印伝独特な模様を施すことができます。
柄
様々な柄がある甲州印伝ですが、今回は代表的なトンボ柄の意味合いを下記にご紹介させていただきます。
蜻蛉
とんぼは「あきつ」ともいわれ、日本の古称である「あきつしま」に通じます。中世には武士の間で「勝虫(かつむし)」とも呼ばれたことからとんぼ模様は武具や装束に多用されました。
※https://www.inden-ya.co.jp/about/patterns/より引用
その他にも様々な意味合いがある柄が多数ございますので、お送りする方に合わせて柄を選んだり、記念品として使用される際には会社、団体のストーリーや理念に合う柄で作製するのもおすすめです!!
今回は甲州印伝に関してお伝えさせていただきました。
今回の記事をきっかけにご興味をもっていただけましたら幸いです。
記念品ご検討の際の参考に是非ご活用ください。