コラム

周年記念品としての「消え物」の採用について

2025.01.14

こんにちは、これいい和の中尾です。

近年、企業や団体の周年記念品として「消え物」が採用されるケースも多くなってきました。

さて、この「消え物」とはどのようなものでしょうか。
「消え物」とは食品や飲料、香りものなど、使用や消費によって形がなくなるものを指します。
特に最近の為替の円高や物価高騰といった世相の影響を反映しているとも言われています。

円高と物価高騰

まず、円高の影響について触れてみましょう。
円高とは、ご存じの方も多いかと思いますが、円の価値が他国の通貨に対して高くなる現象を指します。
円高になると、海外からの輸入品が相対的に安くなる一方で、国内での生産コストが上昇します。
この結果、企業はコストを抑えるために経費削減を迫られ、結果として記念品の予算も縮小せざるを得なくなります。

一方、物価高騰も大きな影響を与えています。
エネルギー価格や原材料費の上昇により、製品全般の価格が上がり、企業はコスト管理に厳しくなっています。
このような状況下で、記念品としての「消え物」は、コストパフォーマンスに優れ、かつ受け取った側に喜ばれるのではないか?ということで選択肢として注目されています。

「消え物」記念品を採用した企業の背景例

実際に、80年以上続いている老舗企業でも「消え物」を周年記念品として採用する事例がありました。
この企業では、長年にわたって顧客や社員に愛される記念品を提供してきましたが、最近の経済状況を考慮し、諸々のコスト削減と感謝の気持ちを両立させるために「消え物」を選択しました。

例えば、高品質なスイーツや限定生産のワイン、地元産の特産品など、受け取った人がその場で楽しむことができるものが人気です。
これらは、形に残るものではないものの、その瞬間の喜びや満足感を提供することができます。
また、環境に配慮したエコフレンドリーな商品も注目されており、企業の社会的責任(CSR)を果たす手段としても評価されています。

「消え物」記念品の意外なメリット

さらに、「消え物」はその時々のトレンドや季節感を反映しやすく、企業イメージをアピールするきっかけにもなります。
受け取った側にとっても、日常生活の中で楽しめる実用的なものであり、使い終わった後に場所を取ることもないため、非常に実用的です。

まとめ

総じて、「消え物」を周年記念品として採用する選択も、経済的な状況を踏まえた有効な手段と言えるかと思います。
企業のブランドイメージや受け取った側の満足度を高めるための工夫が求められる中で、今後も「消え物」を記念品として検討される企業も増えていくかもしれません。
これいい和では、WEBに掲載されていない商品でもご案内いたします。「消え物」の記念品のご検討やオリジナルの包装などもご対応いたします。

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