コラム
ホールインワン 一生に一度でも出せたらこれいい和
2021.05.31
目次
- ホールインワンとは
- ホールインワンのお祝いって
- ホールインワン文化の違い
先日、知人から、ゴルフのホールインワン記念品のご依頼がありました
お話を聞いてみると、お取引先の企業様とのゴルフで、同伴プレーヤーの方が達成されたとのことでした。
ラウンドはコンペではなく、内々でのラウンドプレーとのこと。お祝いパーティーなどはないまま終わってしまうのも少し寂しいとのことで、後日記念にトロフィーをお送りしたい!と依頼を受けることとなりました。
実は私は前職ゴルフ場で6年間勤めていたこともありましたが、それでもホールインワンが出るという場面に遭遇することはほとんどありませんでした。
※いちゴルフ場でも年に数回あればいい方。私自身もゴルフ歴19年になりますが、ホールインワンを出したことはありません。。。
こういうおめでたいことに関われる仕事って良いなぁ(これいい和~)と感じながら、そういえばふと思うところがありホールインワンについて調べてみると、色々と面白い事実がわかりました。
まずホールインワンとは、、、
ホールインワン(英語: Hole in one)とは、ゴルフ競技において1打目でカップにボールを入れること。エースとも呼ばれる。
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いたってシンプル!
ホールインワンが出せるホールは、「Par3」というゴルフコースの中でも比較的短めなホールがほとんどです。「Par3」とは打ち始めの場所からカップまでがおおよそ100~180yのホールです。
(メートルに直すと約90~160m)
でも こ れ が 難しい!!!
アマチュアゴルファーのホールインワンが出る確率は、大体5,000~15,000分の1と言われています。
宝くじ1等にに当たる確率が1,000万分の1と言われてますから、それに比べたら楽勝!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが。。。
ゴルフは1ラウンドに約4ホールPar3があるため、1,250~3,750回ラウンドしてやっと1回出せるかどうか。
※1,250回って、毎週毎週、週一でゴルフをやってても約24年かかります(笑)
プロの世界ではニュースで見かけることもありますが、アマチュアゴルファーの我々ではなかなかお目にかかることはできませんね。
同伴プレーヤーの方がホールインワンを出すだけでも、希少な価値のある嬉しいことだということがお分かりいただけましたでしょうか?
ではホールインワンのお祝いとは、どんなことをするのでしょうか?
・祝賀会の開催
・キャディさんなどへのチップ(ご祝儀)
・ゴルフ場への記念植樹
・同伴プレーヤーへの贈呈記念品
なんと、日本ではホールインワンを達成した後に、一緒にラウンドをまわった仲間や周囲の人に対してお祝いを振る舞うのが長年の習慣となっているんです。
その理由は、生涯に一度達成できるかどうかわからない“偉業”を達成するというものすごい幸運に恵まれたあとは不幸に見舞われがちなので、周囲の人に「幸せのおすそ分け」をしなければならない等、諸説あります。
一般的には上記の通り、キャディさんへのチップやプレーしたゴルフ場での記念植樹、仲間への粗品贈呈、祝賀会や食事会を開いてご馳走するなどしてお祝いする方が多いようです。
近年はその習慣も薄れてきているようですが、え!?自分がお祝いされる側ではないの!?とちょっとビックリるような内容ですよね。ちなみにこれは日本独特の文化、と言われています。
そんな背景から、日本では「ホールインワンが出ると、突然の出費がかさむ」という点に目を付けた保険会社による「ホールインワン保険」が誕生しています。
たいていの場合は、ホールインワンが証明できる第3者の証言(キャディさん等)があれば、ホールインワンにかかる費用が補償されるというものとなっています。面白い話ですよね。
もちろんこれはホールインワン単独の保険というより、「ゴルファー保険」というゴルフ場内の様々な不測の事態に対処する保険の一項目になっている場合が多く、契約内容は保険会社によって様々です。
しかし、その保険料は月々数百円程度のものが多いので、ある程度頻繁にプレーされる方であれば、加入しているという方も多いのではないでしょうか?
ですから、特にホールインワンだけを意識することなくゴルファー保険に加入していて、いざホールインワンを達成した時に役立つというケースが、多く発生するパターンみたいですね。
実際、ゴルファー保険の中で最も良く利用されるのは、クラブの破損の補償です。木や地面の石などと衝突して、クラブが折れたり破損してしまったりした場合に、その修理費用を負担してくれるものです。
また、ゴルフ場内の事故による負傷に対しても保険は有効です、特に他人を巻き込むケースは高額になる場合もありますので、加入していると安心ですね。
このように、コースで起こる様々な予期せぬ出費に対応してくれる補償内容のひとつとして、ホールインワン保険は存在するのです。
ちょっと話題が先に進んでしまいましたが、ホールインワン(ゴルフ)の文化は日本と海外ではかなり違うようです。
ところ変われば品変わるですが、諸外国でも欧米、欧米系の文化の入った地域では「個人負担」なんて一切ないようです。
クラブが負担してその日の来訪者全員にビール一杯だけタダ!とか、レストランで特定の皿はサービス!とか。 むしろホールインワンを達成した人に「お祝いしてあげる」のが習慣的です。
ですから、欧米諸国ではホールインワン保険なんていうものが成立しません。
こういったおすそ分け文化も日本製、Madeinjapanというわけですね!
さて、そんなホールインワン狂想曲ですが、代表的なホールインワン記念の贈呈品といえば、何でしょうか?
一般的には、プレーヤーの名前、達成年月日、ゴルフ場名が印刷されたボールやタオル、グリーンフォークなど「ゴルフ場で使用できるものを」という達成者の気持ちが込められたものが多いようです。
ただし最近は、プレーヤーの名前が書いてある商品を使うのは抵抗がある方も多く、使いづらいという意見もあり、お菓子やお酒などの消耗品やプリペイドカードなどの実用品になってしまうケースも多くなっているようです。
今回の私の知人は、ラウンド終了後に、仲間内でささやかなお祝いパーティーを開いたようです。
皆さんで楽しそうにしている写真と、ホールインワン記念証書にみんなで記念のサインをしている姿を後日拝見しました。
それだけでは少し寂しいかも、ということで、記念プレート入りのボールが飾れるトロフィーの作成ご依頼をいただきました。こういったご相談もこれいい和では承っております!どしどしご相談ください!!
こういった幸せのおすそ分けはいくらあっても大歓迎ですね!
記念品として最近では工芸品での記念品作成も増えてきているようです。
石川県の九谷焼でできたボールマーカーや、佐賀県の有田焼でできたトロフィーなどなど。
また、株式会社マルマンはプレミアムゴルフクラブの市場向けに「マジェスティ」から、日本の伝統工芸輪島塗の技法を活用した「チタン漆」の装飾が施された「MAJESTY PRESTIGIO JAPAN」を発表。
何と13本セットで16,800,000円という値段がつけられたこのセットの国内初の一般公開が新宿伊勢丹で行われた。
とのことでした。。。
このように、ゴルフと工芸品(これいい和)という一見関係なさそうな領域でも、意外とコラボレーションしているのですね!
個人的には、どちらも人生で末長くお付き合いしていけるものなので、これからもっと知識も経験知も増やせていけたらなあと思っています。
もし、皆さんの周りにも、ホールインワンを出してお祝いしたい方がいらっしゃれば、これいい和までお問合せをお待ちしております!!
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