コラム
青森県の伝統工芸品「津軽びいどろ」
2021.08.09
弊社では法人のお客様だけではなく、個人のお客様向けに「これいい和セレクト」というネット通販と、不定期ですが百貨店などで催事を行っています。
様々な伝統工芸品が店頭に並ぶ中、毎回人気なのが青森県の伝統工芸品「津軽びいどろ」。グラスや小鉢、風鈴などハンドメイドで作り出される色とりどりなガラス製品は、店頭に並んでいるだけで私たちの目を楽しませてくれ、どこかぬくもりを感じさせる一品です。
スタートは漁業用の浮球(うきだま)製造
津軽びいどろのスタートは漁業用の浮球(うきだま)製造です。その後、浮玉がプラスチック製に切り替わったことから、長年の浮玉製造で培った「宙吹き」の技法を用いて大ぶりな花器などを生産し、また青森という交通が不便な地理的条件もあり、色ガラス等の原料調合も発展してきました。その成形技術と色ガラスを掛け合わせた工芸品として、1977年に食器や花器などで構成された「津軽びいどろ」が誕生し、青森県指定の伝統工芸品となりました。
津軽びいどろの最大の特色は、その色彩の豊かさと表現力。
今の季節だと、夏をテーマにした「津軽びいどろNEBUTA」シリーズは、「青森ねぶた祭り」をイメージしてつくられた商品で、大変人気なアイテムです。テーブルに置くだけで毎日を涼やかに彩ってくれます。もちろん夏だけではなく、春の穏やかな桜の風景、秋の黄金色に輝く紅葉、冬の八甲田の凛とした空気など…。四季折々が見せる青森県の風景をガラスに表現し、職人さんたちの想いや情熱、ストーリーを感じさせてくれ、見る人々を楽しませてくれます。
そして、もう一つの魅力はその価格。
伝統工芸品というと、一つひとつ手作りだし、高いのかな?と思いがちですが実はそんなに身構えなくても良い、リーズナブルな価格なのです。もちろん商品によって価格は様々ですが、日常で使いやすい価格となっています。
そして実は日本全国に眠っているさまざまな逸品を海外に伝えるプロジェクト「The Wonder 500」に、津軽びいどろが選出されています。メイドインジャパンの代表として、海外でも人気を集めています。海外へのお土産や記念品にもぴったりです。
津軽びいどろは時代に合わせて新しい技術を習得するなど、職人さんたちのたゆまぬ努力が築き上げた製品です。毎日の生活にちょっとした季節の彩りを添えたいとき、また、お祝いのギフトなどにもオススメです。使うシーンに合わせて、お気に入りを見つけやすい伝統工芸品、津軽びいどろをぜひ一度手に取っていただければと思います。
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