コラム

藤の名字に込められた由来とは?|「藤」が象徴する日本文化と贈り物の意味

2026.02.02

こんにちは。
これいい和の安藤です。

先日、地元の同窓会に参加してきました。
久しぶりに友人と会うと、社会人になってもあの頃の自分に戻ったような気持ちになりますね。

そんな中でふと気づいたことがありました。

それは…
「安藤」が地元に多すぎる…!

全国には佐藤さんや伊藤さんなど、「藤」がつく名字がとても多いですよね。
そこで今回は、「藤」という字に秘められた由来や意味についてご紹介したいと思います。

もくじ
1 「藤」がつく名字の由来|藤原氏から広がった歴史
  1-1.「藤」がつく名字は藤原氏に由来する
  1-2.役職から生まれた「◯藤」名字
  1-3.地域から生まれた「◯藤」名字
2 「藤」がつく名字にもさまざまなルーツがある
3 藤の花が象徴するもの|日本文化の中の「優しさ」と「高貴さ」
4 藤の文様は工芸品にも受け継がれている
5 まとめ|文様や由来を知ると贈り物がもっと特別になる

1 「藤」がつく名字の由来|藤原氏から広がった歴史

1-1.「藤」がつく名字は藤原氏に由来する

「藤」がつく名字は、歴史の授業でも登場するあの一族と深い関わりがあります。

それが…
藤原氏です。

藤原氏は飛鳥〜平安時代にかけて大きな力を持ち、
藤原鎌足や藤原道長など、日本史の中心にいた存在として知られています。

その後、一族が広がる中で「藤」という字を含む名字が全国へ広まっていきました。

1-2.役職から生まれた「◯藤」名字

一族がどんどん拡大していくなかで、摂政や関白以外にも様々な役職に就いていました。
そこで様々な役職の藤原氏を区別するために、新たな名字を名乗ったり、他から呼ばれたりするようになります。

・「斎宮頭の藤原氏」 → 斎藤(伊勢神宮の官職)
・「木工助の藤原氏」 → 工藤(土木工事や材木の管理)
・「内舎人の藤原氏」 → 内藤(天皇の護衛や雑務)
・「主馬首(しゅめのおびと)の藤原氏」 → 首藤、主藤(馬および馬車装具の管理)
・「左衛門尉(さえもんのじょう)の藤原氏」 → 佐藤、左藤(皇居の門の警備を行う職種)

名字をたどると、当時の役割や立場が見えてくるのが面白いところです。

1-3.地域から生まれた「◯藤」名字

中央の役職に留まらず、地方を治める「国司」などとしても、多くの藤原氏が派遣されました。そうした様々な任地にいる藤原氏を区別するために生まれた苗字も多くあります。

・「伊勢、伊豆の藤原氏」 → 伊藤
・「近江の藤原氏」 → 近藤
・「遠江の藤原氏」 → 遠藤
・「加賀の藤原氏」 → 加藤
・「佐野の藤原氏」 → 佐藤、左藤

ちなみに「安藤」は、広島県の国名「安芸」説があるそうです。
名字にはその人のルーツや土地の歴史が隠れているのかもしれませんね。

2 「藤」がつく名字にもさまざまなルーツがある

「藤」がつく名字といっても、すべてが藤原氏に直接つながるわけではなく、地名や役職が混ざったもの、地方豪族に由来するものなど、さまざまな背景があります。

たとえば・・・
・「佐藤」は、役職名説(左衛門尉)と、栃木県の地名説(佐野)がある
・「武藤」は、役職名説(武者所)と、東京都などの国名説(武蔵)がある
・「権藤」は、もともと九州地方を治めたという大豪族(権藤氏)に由来し、京都の藤原氏との関係は薄いと考えられている

名字には自分のルーツや歴史が隠れているかもしれないと思うと、少しロマンを感じますね。
出展:https://web.quizknock.com/all-fujiwara

3 藤の花が象徴するもの|日本文化の中の「優しさ」と「高貴さ」

藤の花は、古くから日本文化の中で親しまれてきました。
『枕草子』にも登場し、風に揺れながらしなやかに咲く姿は、女性らしさや優しさの象徴として語られてきたそうです。

また藤の字には「上にのぼる」という意味合いもあり、家紋にも用いられるほど高貴な花として扱われてきました。

最近では「鬼滅の刃」に登場したことでも有名ですね。


4 藤の文様は工芸品にも受け継がれている

こうした藤の文様や意味は、伝統工芸品の中にも息づいています。
文様には「願い」や「想い」が込められており、ただ美しいだけでなく、日本文化の背景を感じられるのも魅力です。

これいい和でも、日本の伝統文様を活かした、周年記念品や海外ゲスト向けギフトなど、企業の節目の贈り物としてもご相談が増えています。

5 まとめ|文様や由来を知ると贈り物がもっと特別になる

名字の由来や藤の歴史を知ると、普段何気なく見ている言葉や文様にも意味があることに気づかされます。伝統工芸品も同じように、背景を知ることでより特別な贈り物になります。

企業の記念品や贈答品として「日本らしさ」や「文化のストーリー」を添えたい場面にもおすすめです。

これいい和も、そうした贈り物選びをご一緒できれば嬉しく思います。