コラム

伝統工芸品との出会い

2021.10.24

今回は、伝統工芸品との出会いに関して、お話できればと思います

木内です。
現在私は、これいい和で、全国の伝統工芸品を中心としたmade in Nipponの記念品の企画・開発・販売を行う事業の営業をしています。日本製を中心に、企業様向けの記念品やノベルティの提案、また、若者に伝統工芸品、伝統文化の良さを発信する活動を行っております。

 企業様への営業の他に会社で工芸品の技術や日本文化を伝えるイベント「万祭」を開催し、1,600名の20代30代の方々に日本文化を発信してきました。全国8社から職人を呼び、工芸品の販売・トークセッション、工芸品体験等を行いました。

私自身、「伝統工芸品」との出会いは、自社に入社した時です。見渡してみると、意外にも自分の身の回りの生活の中に工芸品がありました。愛用しているマグカップが美濃焼きだったり、実家の置物が秋田県樺細工だったり実際に使っていたことを知りました。

伝統工芸品について、興味を持ち、調べてみたところ、現代の伝統工芸の状況を見ると、生産額は、1984年の5,000億円から2013年には1,000億円と、約5分の1になった事を知りました。また、職人の高齢化も問題になり、2009年時には、50歳以上が全体の64%、30代未満は5.6%です。なぜ工芸品は衰退しているのか。その原因の1つが、大量生産大量消費、中国やアジア等の海外製商品の輸入、プラスチック製品の需要拡大により、工芸品が売れなくなった事にあります。

このような問題がある一方、昨今、日本のモノづくりにとって明るい話題が増えています。

6月のG7では、テーマの1つに気候変動がありました。エネルギー問題や脱炭素に向けて、日本も積極的に取り組むような動きが求められてきました。コンビニの袋が有料になったり、企業ではCSR活動の一環として、クリアファイルをプラから紙にしたりと、ものを使う側の責任が求められるようになってきました。大量生産大量消費ではなく良いモノを長く使うことの価値に注目が集まります。普段の営業活動の中でも、工芸品に注目する企業様が増えております。

我々ができる事としては、工芸品の魅力を伝統工芸品の生産額を増やし、職人の働き甲斐に貢献すること。また、生産者は長く使ってもらえる良いものを作り、使い手は長く良いモノを大切に使う、という現代のSDGsに沿った活動をしていきます。

ここで、私なりに、工芸品の魅力がたくさんある中、今回2点あげさせて頂きます。

1、モノにストーリーがある事。

例えば、福島県の大堀相馬焼。左側を向き、走る馬の絵が特徴です。これは、「右に出るものがない」という縁起物です。300年の中で、時代の変化に対応し、「青ひび」「二重焼」といった新たな特徴を作り、今に続いています。2011年の東日本大震災による存続危機を乗り越えて今に至るという、歴史や想いがあります。

2、職人や生産者の知恵、技術です。

例えば金属加工のまち新潟県の燕市、三条市。金属加工は農民の副業でした。近くの信濃川は水を確保するのに欠かせない存在でしたが、氾濫、水害がおきました。農作に被害が出た際の副業として栄えました。各地で作られた品々はその土地を生かした先人の知恵があります。

そして工芸品の優れた技術。例えば京都の京扇子は87回職人の手を通り、扇子が出来上がっていきます。1つの工程ごとに職人が分業で総合的に高品質な製品が生まれます。

このように、工芸品からその土地の風土や風習を学ぶ。価値を知っていくことで生産者も潤い、使い手も大切にモノを扱う。2600年以上の歴史があり、自然に恵まれ、豊かな文化を作ってきた日本だからこそ、世界の手本となり、モノづくりの在り方を発信していく責任があります。日本人の心には、八百万の神様がいて一つ一つのモノに神様が宿るという心があります。私は工芸品を通して、日本人の心を発信し、良いモノを大切に使う世界を作っていきます。

私たちが、心を込めて記念品をご提案いたします。concierge service私たちが、心を込めて記念品をご提案いたします。concierge service