コラム
七尾和ろうそくとは?特徴と魅力、就寝前に取り入れたい静かな時間
2026.04.07
こんにちは。
これいい和の木内です。
今回は、私が愛用している石川県の伝統工芸品「七尾和ろうそく」と、その魅力や日常での楽しみ方についてご紹介します。
和ろうそくというと、
・いつ使うものなのだろう
・特別な日のものではないのか
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私のおすすめは、就寝前のひとときです。
部屋の明かりを落とし、和ろうそくの火を灯して、一日を静かに振り返る。
それだけで、気持ちが少し整っていくように感じます。
もくじ
1 私が七尾和ろうそくを使う時間
2 七尾和ろうそくとは
3 和ろうそくと洋ろうそくの違い
4 和ろうそくの炎が美しい理由
5 炎を見ていると落ち着くのはなぜか
6 寝る前に和ろうそくを取り入れる理由
7 和ろうそくの時間で感じたこと
8 七尾和ろうそくの魅力は、使ってこそわかる
9 さいごに
10 関連リンク
1 私が七尾和ろうそくを使う時間
私が七尾和ろうそくを使うのは、寝る前の30分ほどです。
・部屋の電気を消す
・ろうそくを灯す
・手帳やノートにその日のことを書く
そんな時間をつくることで、心も身体も自然と落ち着いていくように感じています。
現代は、気づかないうちに情報や刺激に囲まれやすい時代です。
人々を取り巻く環境は、「ストレス社会」という言葉ができるほど、日々、ストレスを溜め過ぎてしまう人が多いようです。特に在宅ワークやリモート会議が増えたことで、オンとオフの切り替えが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そうした日々の中で、あえてゆっくりと過ごす時間を持つことは、思っている以上に大切なのかもしれません。そんな一日の疲れを何とか癒したい方に、寝る前30分の和ろうそくをオススメしたいと思います。
2 七尾和ろうそくとは

七尾和ろうそくは、石川県能登地方の七尾市で受け継がれてきた伝統工芸品です。
・芯に和紙を使う
・植物性の蝋を使う
・一本一本手作りで仕上げる
といった特徴があります。
歴史は古く、江戸時代の1650年ごろ、七尾を領地とした前田家が蝋燭座(ろうそくざ)といわれる蝋燭を製造から販売まで行う組合のようなものを作り、各地より職人を集め、蝋燭作りを推奨しました。そして産地として発展していったとされています。
七尾は北前船の寄港地として栄えた土地でもあり、各地から原料を集めやすく、また作られたろうそくを各地へ運ぶこともできました。
そうした地の利も、七尾和ろうそくの発展を支えた背景にあります。
3 和ろうそくと洋ろうそくの違い
和ろうそくと洋ろうそくには、いくつか大きな違いがあります。
3-1.違いは「芯」と「原料」にある
芯は筒状にした和紙の上から灯芯を手巻きし、ひとつひとつ作ります。灯芯とは、イグサの表皮を取った 中のスポンジ状の部分です。この芯は先まで空洞になっているので、燃えている間も常に灯芯から吸い上げたロウと酸素が供給され風にも強い、明るく力強い炎となります。原料は植物ロウ。
一方、洋ろうそくは、一般的にパラフィンなどを原料とし、大量生産に向いたつくりになっています。この原料の違いが大きな違いと言えます。
3-2.和ろうそくの特徴
和ろうそくには、次のような特徴があります。
・植物性の蝋を使っている
・すすが出にくい
・炎が消えにくい
・風に比較的強い
・炎が大きく、やわらかく揺れる
・一本ずつ手作業で作られる
こうした違いから、和ろうそくは洋ろうそくに比べて価格帯は高めですが、そのぶん手仕事ならではの魅力があります。
4 和ろうそくの炎が美しい理由
和ろうそくの火を見ていると、洋ろうそくとは少し違う揺らぎを感じます。
その理由のひとつが、芯の構造です。
和ろうそくの芯は中が空洞になっているため、空気の流れが生まれやすく、その流れによって炎が大きくゆらゆらと揺れます。
この揺れ方には、どこか神秘性や情緒があり、ただ灯っているだけなのに不思議と見入ってしまう魅力があります。
5 炎を見ていると落ち着くのはなぜか
炎を見ると、なんだか癒される。
なぜこんなに心が安らぐのでしょうか。
その正体は、1/fゆらぎという、炎の揺れに秘密があります。
1/fゆらぎとは何か。
調べてみると、自然現象においても見ることができ、具体例としては次のようなものがあります。
・人の心拍の間隔
・電車の揺れ
・ろうそくの炎の揺れ方
・木漏れ日
・小川のせせらぐ音
・目の動き方
・蛍の光り方
「1/fゆらぎに関する国際シンポジウム」 生体のリズムは基本的には1/fゆらぎをしていると分かり、 快適性と関係があることが判明しています。人間の生体は五感を通して外界から1/fゆらぎを感知すると、生体リズムと共鳴し、自律神経が整えられ、 精神が安定し、 活力が湧くと考えられているそうです。
和ろうそくの炎にも、そのようなやわらかな揺れがあり、静かに見つめているだけで気持ちが落ち着くように感じられるのかもしれません。
6 寝る前に和ろうそくを取り入れる理由
私自身、実際に和ろうそくを使用し、リラックス時間を作ってみたところ、睡眠の質が変わったような気がします。とにかく、寝覚めがすっきりで日中パワー全開!
なぜ、寝覚めがすっきりしたのか。
特に大きかったのは、寝る直前までスマートフォンを見続ける時間が減ったことです。
現代の生活では、
・スマートフォン
・パソコン
・照明
など、夜でも強い光に触れやすい環境にあります。
そのため、意識して光を落とし、ゆっくり過ごす時間をつくることが、気持ちの切り替えにつながるように感じています。
7 和ろうそくの時間で感じたこと
和ろうそくを取り入れるようになって、私の中では良かったことがいくつかありました。
7-1.一日を振り返る時間ができた
・今日よかったこと
・改善したいこと
・明日やってみたいこと
を静かに整理する時間が生まれました。
一日を丁寧に締めくくることで、次の日への気持ちも整いやすくなったように思います。
7-2.眠る前の過ごし方が変わった
ろうそくを灯している時間は、自然と「もう一日が終わる時間」だと意識できます。
そのため、
・なんとなくスマホを見続ける
・だらだらとテレビを見る
といったことが減り、眠るまでの流れがすっきりしました。
7-3.自分なりの夜のルーティンができた
ろうそくが灯っている間に、
・ノートを書く
・白湯を飲む
・気持ちを落ち着ける
という流れができたことで、生活のリズムも整えやすくなりました。
毎日のことだからこそ、こうした小さな習慣は意外と大きいように感じます。
8 七尾和ろうそくの魅力は、使ってこそわかる
七尾和ろうそくは、ただ飾って眺めるだけでも美しい工芸品ですが、実際に使ってみることで、その魅力がより深く伝わってきます。
・一本一本手作りであること
・炎の表情が豊かなこと
・暮らしの中に静かな時間をつくってくれること
こうした要素が合わさることで、日常の中に少しだけ特別な時間が生まれます。
9 さいごに
今回は、私の愛用している七尾和ろうそくについてご紹介しました。
和ろうそくは、特別な場面だけでなく、日々の暮らしの中にも取り入れられる伝統工芸品です。
慌ただしい毎日の中で、ほんの少し立ち止まる時間を持ちたいときにも、そっと寄り添ってくれる存在だと思います。
もし興味を持たれたら、まずは短い時間からでも、和ろうそくのある時間を試してみてはいかがでしょうか。
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