コラム
節目のお祝い事一覧
2021.08.16
日本には新しい命の誕生からご長寿の御祝まで、人生の節目に御祝する風習があります。
今回は、そちらをご紹介させていただきます。
節目ごとに、お祝いの品や記念品を贈られる際の参考にしてみてください。
まずは、新しい命が誕生してからのお祝いをご紹介します。
子供の誕生・成長への感謝と健やかな成長を願ってお祝いしてあげたいですね。
お七夜(おしちや) 生後7日目
赤ちゃんが生まれた翌日を1日目として、7日目にあたるお祝いの日です。赤ちゃんの誕生以来の無事を喜び、赤ちゃんの名前を決めてお披露目する「命名式」もこの日に行われるのが一般的です。
お宮参り 生後1ヶ月
赤ちゃんの健やかな成長を願って、産土神(うぶすながみ/赤ちゃんの産まれた土地の神様)にあたる神社へお参りします。ご両親と父方の祖父母が付き添うとされていますが、現在は母方の祖父母が付き添うこともあるようです。赤ちゃんには、お祝い用の衣装である産着(祝着)を着せます。「初宮参り」、「産土参り」ともいわれます。
お食い初め(おくいぞめ) 生後100日目
赤ちゃんが一生食べるものに困らないようにという願いを込めて、祝膳を用意し、料理を食べさせるまねをする儀式です。祝膳の内容や食べさせ方は地方によってさまざまですが、尾頭つきの魚・赤飯・煮物・酢の物か漬け物・紅白の餅・吸い物(汁物)に加えて、石のように固いものでも食べられるようにと神社の境内から授かる「歯固め石」などが見られます。「百日祝い(ももかいわい)」ともいわれます。
初節句(はつぜっく) 生後初の3月3日(女の子)
女の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるお節句(三月三日のひな祭り)を、初節句といってお祝いします。生まれたばかりの赤ちゃんが、健やかに育つように願いをこめてお祝いする行事で、江戸時代から続いているならわしです。女の子の場合は、雛人形を用意します。雛人形をその子の形代と考えて、どうぞ災いがふりかかりませんように、また、美しく成長してよい結婚に恵まれ、人生の幸福を得られますようにという、あたたかい思いを込めて飾ります。祝い膳には、お寿司と蛤のお吸い物を用意します。
初節句(はつぜっく) 生後初の5月5日(男の子)
男の赤ちゃんが生まれて、初めて迎えるお節句(五月五日の端午の節句)を、初節句といってお祝いします。生まれたばかりの赤ちゃんが、じょうぶに、たくましい男性に成長するように、願いを込めてお祝いする行事で、江戸時代から続いているならわしです。男の子の場合、立身出世を願う鯉のぼりや身の安全を願う鎧・兜などを用意します。祝い膳には、子孫繁栄の象徴である柏餅や行事食のちまきに加えて、真っ直ぐ元気に育つ筍や勝男にちなんだかつお、出世魚などを用意します。
初誕生(はつたんじょう) 生後1年目
赤ちゃんが初めての誕生日を迎え、1歳になることをお祝いするものです。一生分の食べ物になぞらえた「一升餅」を用意するのですが、地方によってその一升餅を赤ちゃんに背負わせる、踏ませるなど、さまざまな祝い方が見られます。また、赤ちゃんの適性や将来を占う「選び取り」もよく行われます。そろばん(商いに長じる)、筆(研究や文筆、絵画に長じる)、財布(お金に困らない)などの意味を託した小物を赤ちゃんの周りに置き、最初に興味を示したり、一番長い間触っていたりしたものが“向いている”というわけです。
七五三
主に3歳男女・5歳男児・7歳女児が11月15日前後に、晴れ着に身を包み、自宅近くの氏神様や大きな神社にお参りし、無事に成長できたことへの感謝と今後の健やかな成長をお祈りする行事です。古来に行われていた3歳「髪置きの儀」、5歳「袴着(はかまぎ)の儀」、7歳「帯解(おびとき)の儀」に由来するものです。昔は満年齢ではなく「数え年」で行うのが正式とされていました。
【一部引用 https://www.ringbell.co.jp/giftconcierge/4065 】
子供が無事、健やかに育ち、成人してかは以下のようなお祝いがあります。
詳しい説明はなくてもご理解いただけるものが多いので、お祝いの名前だけ記載します。
成人祝い
就職祝い
昇進祝い
結納・結婚披露宴
地鎮祭・上棟式・新築祝
結婚記念日祝い※最後に詳しくご紹介します。
退職・叙勲祝い
そしてここからは、さらに人生を重ね、還暦を迎えた以降の長寿のお祝いをご紹介します。
本来は数え年で祝いますが、現在では満年齢で祝うことが多くなってきています。ただし、還暦だけは数え年の61歳、満年齢60歳でお祝いします。
感謝の気持ちといつまでも長生きしてほしいことを願ってお祝いしてあげたいですね。
還暦(かんれき) 61歳(満60歳)
60年で十干十二支が一巡して元の暦に還ることに由来するため、「還暦」と呼ばれるようになりました。赤いちゃんちゃんこは赤子に戻りもう一度生まれ変わって出直すという意味があるそうです。長寿祝いの色は赤です。近年、還暦祝いは「長寿祝い」というよりも「人生の区切りをお祝いする」という意味合いも強くなっているため、必ずしも赤いちゃんちゃんこではなく、赤いスカーフやお花、旅行などを贈るケースも増えてきています。
古稀(こき) 70歳
中国の唐時代の詩人、杜甫の詩の一節である「人生七十古来稀なり」に由来しています。現代では還暦よりも本格的な長寿の祝いと考えられているようです。紫が長寿祝いの色とされています。
喜寿(きじゅ) 77歳
「喜」という字の草書体が七を3つ重ねた形「㐂」になり、七十七と読めることに由来しています。紫が長寿祝いの色とされています。
傘寿(さんじゅ) 80歳
「傘」の略字が八と十を重ねた形「仐」になり、八十と読めることに由来しています。黄(金茶)が長寿祝いの色とされています。
米寿(べいじゅ) 88歳
「米」の字を分解すると八十八と読めることに由来しています。黄(金茶)が長寿祝いの色とされています。
卒寿(そつじゅ) 90歳
「卒」の略字である「卆」が九十と読めることに由来しています。白が長寿祝いの色とされています。
白寿(はくじゅ) 99歳
百から一を引くと「白」となることに由来しています。白が長寿祝いの色とされています。
百寿(ももじゅ・ひゃくじゅ) 100歳
100年が一世紀ということから紀寿、また100歳であることから百寿と呼ばれています。白が長寿祝いの色とされています。
【一部引用https://www.ringbell.co.jp/giftconcierge/2201 https://imaterasu.com/choujyu.html】
そして、最後にイギリスが発祥と言われていますが、結婚記念日のお祝いをご紹介します。
日本では、明治天皇が「大婚二十五周年祝典」として銀婚式を行ったことにより、習慣化されるようになったそうです。25年目の銀婚式や50年目の金婚式は有名ですが、15年目までは1年単位で、以降は5年単位で呼び方が決まっています。夫婦の絆を示すものとして、年々高価で価値あるものに名称が変わっていきます。何年経っても素敵な夫婦でいるために、感謝の気持ちを込めて、お互いに記念日は毎年の記念日の名前にちなんだ贈り物をするのも素敵ですね。
1年目:紙婚式
アルバム、手帳などの紙製品
和紙商品はこちら
2年目:藁婚式・綿婚式 ~質素倹約を意味し、贅沢を戒める~
ハンカチ、シャツなどの木綿製品
綿商品はこちら
3年目:革婚式 ~そろそろ倦怠期、革のように粘り強く~
ベルト、バッグ、財布などの革製品
革商品はこちら
4年目:花婚式、皮婚式(皮革婚式)、書籍婚式 ~花が咲き、実がなるように~
花束、書籍、詩集など
5年目:木婚式 ~夫婦がやっと1本の木のように一体になる~
フォトフレーム、箸、木彫品などの木工品や観葉植物
6年目:鉄婚式 ~鉄のように強い人生を~
フライパンなどの鉄製品
7年目:銅婚式 ~家族、財産の安定を銅に例えて~
アクセサリー、食器などの銅製品
8年目:ゴム婚式、青銅婚式、電気器具婚式 ~弾力性のある2人の生活を~
貴金属、アクセサリー、電気製品など
9年目:陶器婚式 ~陶器を大事に扱ってヒビが入らなかった~
壺、飾り皿、コーヒーカップなど陶器類
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10年目:アルミ婚式、錫婚式 ~錫(すず)のように美しさと柔らかさを兼ね備えて~
ヤカン、寸胴、アクセサリーなどの錫・アルミ製品
錫商品はこちら
11年目:鉄鋼婚式 ~鋼のように強い愛の力で結ばれて~
フライパン、ゴルフクラブなど金属製品
12年目:絹婚式、亜麻婚式 ~絹のようなきめ細やかな2人の愛情~
ネクタイ・スカーフ・ショールなど絹製品
絹商品はこちら
13年目:レース婚式 ~さらに深く綾なす愛の証~
ハンカチーフ・テーブルクロスなどのレース刺繍品
14年目:象牙婚式 ~象牙のように年齢を重ねて輝く価値~
印鑑など象牙品
15年目:水晶婚式 ~透明で曇りのない水晶のような信頼~
指輪や置物などの水晶、クリスタル製品
20年目:磁器婚式、陶器婚式 ~年代と共に値打ちが増す磁器のような夫婦~
食器、置物のみなど、磁器製品
25年目:銀婚式 ~結婚生活の一区切り、いぶし銀の美しさ~
ペア時計、食器(スプーン)、アクセサリーなどの銀製品
30年目:真珠婚式 ~富と健康をあらわす海の宝石に例えて~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、真珠の装飾品
35年目:珊瑚婚式 ~永い年月を経て成長する珊瑚に例えて~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、珊瑚・ひすいの装飾品
40年目:ルビー婚式 ~深赤色のような2人の深い信頼と誠意~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、ルビーの装飾品
45年目:サファイヤ婚式 ~誠実と徳望で結ばれた結婚生活~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、サファイヤの装飾品
50年目:金婚式 ~金色の輝きを得たという豊かさで大きな記念日~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、金の装飾品
55年目:エメラルド婚式 ~深く静かで尊い夫婦の生活~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、エメラルドの装飾品
60年目:ダイヤモンド婚式 ~長寿と一族の繁栄を意味する最高の結婚記念日~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、ダイヤモンドの装飾品
75年目:プラチナ婚式 ~長寿と一族の繁栄を意味する最高の結婚記念日~
指輪、ブローチ、ネックレスなど、プラチナの装飾品
【一部引用https://wedding.gnavi.co.jp/howto/1084/ ぐるなび WEDING 】
ご自身・ご家族・ご友人等、それぞれの人生には様々な節目があります。今回ご紹介させていただいた人生の節目のお祝いには、それまでの感謝の気持ちやこれからの幸運を願って、お祝いの席を設けたりお祝いの品や記念品を贈ってみてください。きっと皆さんや皆さんの周りの方の人生が、より豊かなものになると思います。
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