コラム

私の地元「岐阜県」の伝統文化

2021.06.08

こんにちは、これいい和の岡山です。

今回は私の地元である「岐阜県」について書かせていただきます。

「岐阜県の「阜」の文字が書けない!!」「岐阜ってどこにあるの?」という方もいるかもしれませんね。
そんな方は、ぜひこの記事を読んでいただき、岐阜県に少しでも興味をもっていただけると嬉しいです。

【岐阜県の魅力】

日本のほぼ中心に位置する岐阜県は、古くから続く伝統文化や工芸品、緑豊かな自然に特産品など、この地ならではの特徴がたくさん!

そんな岐阜県の魅力をお伝えします。

自然がいっぱい

岐阜県は、国内有数の山や川、滝などがたくさんあります。
県北部の飛騨地域には、御獄山や乗鞍岳など、標高3000mを超える山々が。
県南部には木曽三川と呼ばれる木曽川、長良川、揖斐川がゆうゆうと流れています。
他にも、「日本の名水百選」に選ばれている養老の滝や、郡上の宗祇水、水の都として親しまれている大垣市などがあり、“水がおいしい県”として、県民は誇りを持っています。

鵜飼と鮎

ぎふ長良川鵜飼は、1300年以上の歴史を持つ伝統的で風情のある鮎漁です。
暗闇の中、篝火に照らされ浮かび上がる鵜匠と鵜の姿はとても幻想的。
この伝統文化を見に、県外からも毎年多くの方が足を運んでいます。
まだ鵜飼を見たことがない方、ぜひその魅力を体験してみてはいかがでしょうか。
ちなみに地元の人ほど体験者は少ないかもしれません。
私も鵜飼の船に乗った体験はありませんが、長良川の橋の上からは何度か見たことがあります。
鵜飼で獲れた鮎はたいへん貴重で高価ですが、旅館やホテルによっては食べられるところもあるようです。

金華山と織田信長

金華山は、岐阜市のシンボル的存在です。
山頂にある岐阜城は、岐阜を代表する観光スポットとしても人気を集めています!
展望台から見る夜景の美しさも評判。デートスポットとして訪れる方も多いようです。
また、金華山の頂上に建っている岐阜城といえば、織田信長です。
実は“岐阜”という地名は織田信長が名付けたという説があります。
JR岐阜駅北口の広場には、なんと、黄金の信長像が、私も帰省した時には、両親との待ち合わせ場所として使っていました。

世界遺産「白川郷」

日本人なら多くの人が知っているであろう「白川郷」は、三角の茅葺屋根が特徴で、1995年に五箇山と共に「白川郷・五箇山」の合掌造り集落として、世界遺産に登録されました。
実際に行ってみると、とても山奥で「なぜこんな所に人が住んだんだろう」と思うようなほどの僻地ですが、人々が住んでいる理由、茅葺屋根の家の理由などを実感することができます。
春〜夏の花と新緑に囲まれた姿、秋の紅葉に囲まれた姿、そして名物にもなっている「放水」の様子、冬の厳しくも美しい雪景色のライトアップなど、季節によって雰囲気が全く変わるのも特徴の一つ。毎季節行ってみたくなる場所です。

日本三大名湯「下呂温泉」

兵庫の有馬温泉、群馬の草津温泉に加え日本三大名湯の1つ「下呂温泉(げろおんせん)」も岐阜県の観光スポットです。入るとポッカポカになる温泉はとっても気持ちいいですよね。
無色透明でサラサラとした温泉で非日常を味わい、日頃の疲れをとるのには最適です。

歴史好きにはたまらない「関ケ原合戦上跡地」

「天下分け目の戦い」とも言われ、日本史の大きな転換点になったのが「関ヶ原の戦い」(せきがはらのたたかい)です。
関ヶ原の戦いとは、1600年(慶長5年)に、現在の岐阜県不破郡関ケ原町で起こった「徳川家康」(とくがわいえやす)率いる東軍と「石田三成」(いしだみつなり)・「毛利輝元」(もうりてるもと)率いる西軍が争った戦いです。
この合戦上跡地の関ケ原も岐阜県にあるのです。
江戸幕府が始まるきっかけとなった関ケ原の合戦上跡地に訪れてみてはいかがでしょうか。
さて、岐阜県の魅力についてお伝えさせていただきましたが、次は岐阜県の伝統工芸品をご紹介させていただきます。

【岐阜県の伝統工芸品】

  • さるぼぼ

「さるぼぼ」は飛騨地方に古くから伝わる人形です。雪深い飛騨でその昔、おばあちゃんが子供たちのために作ったのが始まりとされています。 飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言うことから、猿とぼぼをかけて「さるぼぼ」と名付けられました。そのことから、子宝・安産のお守りとしての効果があるとされています。

  • 一位一刀彫

飛騨地方の伝統工芸品である一位一刀彫は、19世紀の初め、松田亮長が飛騨の象徴であるイチイ(一位)の木を用い、彩色を施さない独自の技法を完成させたことが始まりとされています。 作製には細部までこだわり、30種類以上のノミを使い分けて彫られます。

  • 飛騨春慶

およそ400年前からの長い歴史を持つ飛騨春慶は、飛騨の山々から産出される良材と、飛騨の匠と呼ばれた職人たちの優れた技から生まれた工芸品です。天然の木目の美しさをそのまま活かした漆器で、淡黄金色を放つ透明感のある塗りが特徴です。

  • 美濃和紙

美濃和紙は、筑前、豊前の紙と並び、古くは奈良時代に作成された戸籍用紙に採用されるほどの和紙でした。現存する日本最古の紙であると言われており、現在も奈良県の正倉院に保管されています。

  • 関の刃物

700年も前から刃物の町として名高い関市。鎌倉時代からの歴史と伝統は今も受け継がれており、日本一の刃物産地として知られています。包丁、アウトドアナイフなどのキッチン用品からはさみ、爪切り、ひげそりなどの日用品まで様々な製品がつくられています。

  • 岐阜提灯

岐阜提灯は提灯生産日本一の産地である岐阜県でつくられる提灯です。細い竹ひごで作られた骨格の上に、薄くて丈夫な和紙が貼られ、そこに花鳥、秋の七草、四季の風景などの絵が描かれているのが特徴です。

  • 岐阜うちわ

岐阜うちわは、岐阜県でつくられるうちわで、岐阜県の伝統工芸品の一つです。もともとは長良川の鵜飼いを見物に来る観光客用のお土産品としてつくられたものとも言われ、夏の浴衣にもピッタリです。

  • 岐阜和傘

岐阜和傘は岐阜市の加納地区を中心に生産される県を代表する工芸品の一つです。 その歴史は、1639年(寛永16年)、加納藩主として明石(兵庫県)から移ってきた松平丹波守光重が、地元明石から傘職人を連れて来たことが始まりとされています。

また、岐阜県の特産物に関してもご紹介させていただきます。

【岐阜県の特産物】

  • 飛騨牛

飛騨の味の代表といえば飛騨牛。飛騨牛とは、主に岐阜県の飛騨地方で肥育される黒毛和牛で、肉質等級5等級~3等級に認定された牛肉のみに与えられる銘柄です。 霜降りが多く、薄いピンク色をしています。筋肉繊維が細い為、肉質が柔らかいのが特徴です。

2.赤かぶ

飛騨の赤かぶは、紫色した八賀かぶから分離された品種で、飛騨地方の伝統野菜です。 地元ならではの食べ方として、漬物を焼いて食べる方法があります。 玉子と漬物をステーキ風に鉄板で焼き、「漬物ステーキ」という名で親しまれています。

3.養老の名水

孝子伝説の中では、その昔貧しい木こりが養老水を家に持ち帰り老父に飲ませたところ、水は酒になり、老父はすっかり若返った。その話が都に伝わり、元正天皇は「老いを養う若返りの水」と称え、元号を「養老」と改めたと書かれています。

4.富有柿

富有柿は岐阜県本巣町を発祥地とする甘柿で、味、色、形ともに優れており、全国の甘柿の中でも最優秀品種として栽培されてます。たっぷり詰まった果肉、とろける甘さに加え、ビタミンCやカリウムなど栄養価もかなり高いことから『甘柿の王様』と呼ばれることもあります。贈答品としても人気。

5.白川茶

白川茶は中濃地方(奥美濃)に位置する加茂郡白川町や東白川村で栽培される銘茶です。標高650メートルの高地、大自然が広がるこの地は豊かな緑、きれいな水、澄んだ空気に恵まれています。 そんな好条件のもとで育った『白川茶』は生産量こそ多くはありませんが味も香りも格別の高級茶です。

いかがでしたでしょうか。

この他にもさまざまな魅力が岐阜県にはあります。

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