コラム
伝統工芸品との出会い|日本のものづくりの魅力と可能性
2026.03.11
こんにちは。
これいい和の木内です。
今回は、私自身が 伝統工芸品と出会ったきっかけと、そこから感じた日本のものづくりの魅力についてお話ししたいと思います。
もくじ
1 伝統工芸品との出会い
2 実は身近にある伝統工芸品
3 伝統工芸品が抱える課題
4 日本のものづくりに再び注目が集まっている
5 伝統工芸品の魅力
6 工芸品を通して日本の文化を伝える
7 関連リンク
1 伝統工芸品との出会い
現在私は、これいい和で、全国の伝統工芸品を中心としたmade in Nipponの記念品の企画・開発・販売を行う事業の営業をしています。日本製を中心に、企業様向けの記念品やノベルティの提案、また、若者に伝統工芸品、伝統文化の良さを発信する活動を行っております。
その一つが、日本文化や工芸品の魅力を伝えるイベント 「万祭」 です。
このイベントでは
・全国8社の職人を招いた工芸品販売
・職人によるトークセッション
・工芸品の体験イベント
などを実施し、1,600名以上の20代・30代の方々に日本文化を発信してきました。
2 実は身近にある伝統工芸品
実は私自身、伝統工芸品に特別な興味を持ったのは、会社に入社してからでした。
それまでは「伝統工芸=特別なもの」というイメージを持っていました。
しかし、改めて身の回りを見渡してみると、意外にも日常生活の中に工芸品があることに気づきました。
例えば、
・愛用していたマグカップが 美濃焼
・実家にあった置物が 秋田の樺細工
など、知らないうちに工芸品を使っていたのです。
このことをきっかけに、伝統工芸について興味を持ち、さまざまなことを調べるようになりました。
3 伝統工芸品が抱える課題
伝統工芸の現状を調べていくと、業界が抱える課題も見えてきました。
例えば、生産額の推移です。
・1984年:約5000億円
・2013年:約1000億円
と、約5分の1まで縮小しています。
また職人の年齢構成を見ると
・50歳以上:約64%
・30歳未満:約5.6%
と、高齢化も大きな課題となっています。
その背景には
・大量生産・大量消費の時代
・海外製品の輸入増加
・プラスチック製品の普及
などがあり、日用品としての工芸品が減ってしまったことも理由の一つです。
4 日本のものづくりに再び注目が集まっている
一方で、近年は日本のものづくりに対して新しい注目も集まっています。
例えば、
・環境問題への意識の高まり
・SDGsへの取り組み
・長く使えるものへの価値
などです。
企業活動でも、
・プラスチック削減
・環境配慮型の素材
・サステナブルな商品
などが重視されるようになりました。
その中で、「長く使えるものづくり」という観点から、伝統工芸品に注目する企業様も増えています。実際に営業活動の中でも、工芸品を記念品として検討される企業様が増えてきていると感じています。
5 伝統工芸品の魅力
工芸品の魅力はたくさんありますが、今回は特に印象に残っているポイントを2つご紹介します。
5-1.ものにストーリーがある
工芸品には、それぞれの土地の歴史や文化が詰まっています。
例えば 福島県の大堀相馬焼。
特徴は
・左向きに走る馬の絵
・青ひび
・二重焼
などです。
馬が左を向いているのは「右に出るものがいない」という意味の縁起物。さらに300年以上の歴史の中で、時代の変化に合わせて特徴を進化させてきました。2011年の東日本大震災では窯元の多くが被災しましたが、そこから再び復活し、現在も続いています。工芸品には、このような 歴史や想いのストーリー があるのです。
5-2.職人の知恵と技術
もう一つの魅力は、職人の知恵や技術です。
例えば、新潟県の燕市・三条市。
ここは日本有数の 金属加工の町 として知られています。もともとは、農民の副業として始まった金属加工でした。信濃川の氾濫などで農作物に被害が出た際、生活を支えるために金属加工が広がったと言われています。
つまり、その土地の自然環境の中で生まれた 知恵の産業 なのです。
また、京都の 京扇子 では約87の工程を経て一つの扇子が完成します。各工程を専門の職人が担当することで、非常に高品質な製品が生まれます。
このように、日本の工芸品には長い歴史の中で磨かれた技術があります。
6 工芸品を通して日本の文化を伝える
工芸品には
・土地の歴史
・職人の技術
・文化のストーリー
が詰まっています。
それを知ることで
・作り手は誇りを持ってものづくりができる
・使い手はものを大切に使うようになる
という関係が生まれるのではないかと思います。
日本は2600年以上の歴史があり、豊かな自然と多様な文化を持つ国です。
だからこそ、日本のものづくりの価値を世界へ発信していくことも大切だと感じています。
日本には、八百万の神という考え方があります。
一つひとつの物にも神様が宿るという考え方です。
私は工芸品を通して、この日本人の心を伝え、良いものを大切に使う文化を広げていきたいと思っています。
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