コラム

新潟県の魅力とは|食・ものづくり・伝統工芸品から見る地元の奥深さ

2026.04.07

こんにちは。
これいい和です。

今回は、私の地元である新潟県の魅力と、受け継がれてきた伝統工芸品についてご紹介します。

新潟県と聞くと、
・南魚沼産コシヒカリ
・日本酒
・雪国
といったイメージを持つ方が多いかもしれません。

もちろんそれも新潟県の大きな魅力ですが、実はそれだけではありません。
食だけでなく、ものづくりや伝統工芸の面でも、新潟県にはたくさんの魅力があります。

この記事を通して、新潟県のことを少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

もくじ
1 おいしいものが多い新潟県
2 ものづくりの県でもある新潟県
3 新潟の工芸品が持つ魅力
4 SUWADAのつめ切りに見る、新潟の技術
5 「メイド・イン・ツバメ」が示すもの
6 燕地域の歴史は「変化に対応してきた歴史」
7 地元を知ることは、誇りにつながる
8 さいごに
9 関連リンク

1 おいしいものが多い新潟県

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新潟県の魅力を語るうえで、やはり「食」は外せません。

・米どころとして知られるコシヒカリ
・全国的にも知名度の高い日本酒
・洋梨「ル・レクチェ」
・地域ごとの個性が際立つご当地ラーメン
など、新潟県は“おいしいが詰まった県”だと思います。

新潟は南北に長く、地域ごとに気候や文化が少しずつ異なります。
そのため、同じ県内でも食の個性が豊かで、そこも大きな魅力のひとつです。

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2 ものづくりの県でもある新潟県

新潟県は、食だけでなく、ものづくりの県としても知られています。

地域の気候や風土に根ざしながら、多くの技術が受け継がれてきました。
特に工芸や刃物、金属加工などの分野では、日本のものづくりを長く支えてきた土地でもあります。

現在、新潟県には経済産業大臣指定の伝統的工芸品が14産地・17品目あり、これは東京都・京都府と並んで全国2位の多さです。

新潟県の伝統的工芸品

新潟県には、織物・木工・金工・仏壇など、幅広い工芸品があります。
代表的なものを挙げると、以下のようなものがあります。こうして見ると、新潟県には本当に多様な技術が残っていることがわかります。

1.塩沢紬
 主な生産地:南魚沼市
 主な製品 :着物地

2.本塩沢
 主な生産地:南魚沼市
 主な製品 :着物地

3.小千谷縮
 主な生産地:小千谷市、長岡市、十日町市
 主な製品 :着物地、洋服、室内インテリア

4.小千谷紬
 主な生産地:小千谷市、長岡市、十日町市
 主な製品 :着物地、室内インテリア

5.十日町絣
 主な生産地:十日町市、津南市
 主な製品 :着物地、和装小物

6.十日町明石ちぢみ
 主な生産地:十日町市
 主な製品 :着物地

7.羽越しな布
 主な生産地:村上市
 主な製品 :帯、タペストリー、小物

8.村上木彫朱
 主な生産地:村上市
 主な製品 :茶器、花器、菓子器

9.新潟漆器
 主な生産地:新潟市、加茂市
 主な製品 :膳、茶びつ、箸

10.加茂桐箪笥
 主な生産地:加茂市
 主な製品 :桐箪笥

11.燕鎚起銅器
 主な生産地:燕市
 主な製品 :茶器、酒器

12.越後与板打刃物
 主な生産地:長岡市
 主な製品 :鑿(のみ)、鉋(かんな)、鉞(まさかり)

13.越後三条打刃物
 主な生産地:三条市
 主な製品 :包丁、切出小刀、鉋(かんな)、鑿(のみ)

14.新潟・白根仏壇
 主な生産地:新潟市
 主な製品 :仏壇

15.長岡仏壇
 主な生産地:長岡市、小千谷市、十日町市
 主な製品 :仏壇

16.三条仏壇
 主な生産地:三条市、燕市、新潟市
 主な製品 :仏壇

3 新潟の工芸品が持つ魅力

新潟県の工芸品の魅力は、種類が多いことだけではありません。

・雪国ならではの暮らしから生まれた知恵
・実用性を大切にしてきたものづくり
・長く使うことを前提とした品質
・地域ごとの職人技

こうした背景が、一つひとつの工芸品に表れています。
つまり新潟の工芸品は、ただ「美しい」だけではなく、暮らしの中で育まれてきた強さと実用性も持っているのだと思います。

4 SUWADAのつめ切りに見る、新潟の技術

新潟のものづくりを語るうえで、燕三条エリアは欠かせません。

その代表例のひとつが、諏訪田製作所のつめ切りです。
諏訪田製作所は大正15年創業で、ニッパーの前身とも言える釘の頭を切るための「喰切」の製造に特化し、「刃と刃を合わせて切る」技術を磨き続けてきたメーカーです。喰切型という両側の刃がぴったりと合わさり対象物を切るという刃物に特化し、創業以来90余年、「刃と刃を併せて切る」という製品にこだわり続けてきました。

そんな創業から培ってきた経験と技術で、刃物本来の機能である「切る」という諏訪田にしかない機能美を追及し、日本国内だけでなく海外でも高く評価されています。こうして完成した「つめ切り」は世界中から評価を頂いています。一般家庭から、プロのネイリストや医療従事者にもご愛用頂いています。これは、新潟の技術が今も現代の暮らしの中で生きていることを感じさせてくれる例だと思います。

周年記念品としても人気な「SUWADAのつめ切り」を是非、使ってみてください。

5 「メイド・イン・ツバメ」が示すもの

燕地域のものづくりを知るうえで、もうひとつ象徴的なのが「メイド・イン・ツバメ」です。
これは燕商工会議所の認定制度で、燕地域で作られたことや、品質・安全性を確認した製品に付けられる認証です。

つまり「メイド・イン・ツバメ」は、
・燕で作られた証
・安心と品質の目印
でもあります。

新潟県のものづくりが、地域名そのものを信頼のブランドにしていることがよくわかります。

6 燕地域の歴史は「変化に対応してきた歴史」

燕のモノづくりの歴史は「和釘」から始まりました。江戸時代に信濃川による水害で困っていた農民の仕事がなくなり困っていたところに、江戸から和釘の職人が来て仕事のない農民たちに副業として仕事を与えて、そのまま燕地域に広がっていきました。和釘の生産が盛んになったことで、江戸で起きた大地震による大火では復旧に和釘で大きく貢献したと言われております。その後も和釘の生産はより盛んになり、燕地域はどんどん潤い知名度も上がっていきました。

また、越後の間瀬銅山から伸張性に富んだ良質銅が取れるようになり、銅器の生産が始まりました。仙台から銅器職人が来て、燕地域に鎚起(ついき)という技法が広まりました。この技法は薄い金属板の裏面から金槌でたたいて、浮彫状に装飾を打ち出す技法です。これにより継ぎ目のない美しい銅器が作られます。美術工芸品としての評価も非常に高く、伝統工芸品としても指定されました。このように和釘や銅器から、ヤスリ、キセルなど職人さんの技術の発展が続いてきました。

しかし、洋釘の輸入や大量生産や第一次世界大戦後の銅の高騰、紙巻たばこの普及などの人々の生活の西洋化と様々な変化により、燕地域の産業は危機的状況に直面しました。

その後は東京から金属洋食器の注文が舞い込んだことをきっかけに燕洋食器産業が始まりました。フォークやスプーン、ナイフなどの製造が成功し、燕地域は輸出地場産業として発展していきました。しかし、大東亜戦争の敗戦によるアメリカへの輸出規制やオイルショック、他国のライバルの出現など幾度となく窮地を経験してきましたが、あきらめることなく試行錯誤していた燕地域の職人により、ピンチを乗り切りました。今では国際的な地位を確立しています。様々なモノの産地として有名な燕地域ですが、時代に沿った需要に柔軟に対応してきた歴史から「業種転換の歴史」と言われています。

この柔軟さとたくましさも、新潟の大きな魅力だと思います。

このようにたくましい職人さんたちのおかげで日本は支えられ、私自身も新潟県で育ち、地元に誇りを持つことが出来ました。

7 地元を知ることは、誇りにつながる

地元のことを調べてみると、
・こんな歴史があったのか
・こんな技術が残っていたのか
・こんな職人さんがいたのか
と、新しい発見がたくさんあります。

知っていくうちに、自然とその土地が好きになり、「守りたい」「つないでいきたい」という気持ちも生まれてきます。

それは地元だけでなく、自分が関わる人や組織への向き合い方にも少し似ているかもしれません。

8 さいごに

新潟県は、
・おいしいものが多い県
・雪国の知恵が残る県
・ものづくりの技術が息づく県
だと感じています。

食の魅力だけでなく、伝統工芸品や職人の歴史を知ることで、新潟県の見え方はさらに深くなるのではないでしょうか。

ぜひ皆様も、ご自身の地元の伝統工芸品やものづくりを少し調べてみてください。
きっと、その土地をもっと好きになるきっかけが見つかると思います。


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