コラム

伝統工芸品×SDGs第7弾!

2022.02.28

こんにちは、これいい和の岩村です。

今回は個人的に日々活用している工芸品アイテムをご紹介できればと思います!

私が最も活用している工芸品は秋田県曲げわっぱです!!

小判弁当 中

曲げわっぱは昼食のお弁当箱としてほとんど毎日使用している私にとって欠かせない商品の一つです。
料理が好きな私に両親がプレゼントしてくれたものでもあります!

お弁当箱としてはかなり高価な商品なので、「こんなによいお弁当箱をもらったからには、ちゃんとお弁当作らなきゃ!」と思ったのを覚えています。笑
毎日飽きもせずお弁当を作り続けられるのもこういった理由もあるかもしれません!

曲げわっぱは見ての通り木でできた商品です。
そのため、木のとてもより香りがするのはもちろん、普通のプラスチック等のお弁当箱とは違い、お米が冷めても、木材の吸湿性の力でべたつかないのです。
だからこそ、ふっくらしたお米を維持できるんです!
さらになんといってもちょっと手抜きのお弁当でもとてもおしゃれに見えます!

最近ではインスタグラム等のSNSでも曲げわっぱのお弁当の写真を投稿している人をよく目にします。
おしゃれですし、お米もおいしく保つことができる。
お弁当箱として最高の商品だと思います!

といえ、油ものを入れるとだと木がダメになってしまうのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
私も使い始める際には少し心配をしていました。
しかし、そんな心配はありませんでした。
ご購入される曲げわっぱの仕様にもよりますが、木が痛まないようにコーティングされた曲げわっぱが一般的です。
そのため、油ものを入れても、食器用洗剤で洗っても問題ありません。

私は3年ほど曲げわっぱを使用していますが、現在も特に問題なく現役で活躍してくれています。
ご興味ある方は是非一度試してみてください!
長く使える商品ですので、贈り物や、企業様の周年記念品としてもご利用いただけるのではないでしょうか。

これいい和の商品紹介ページでも記載させていただいておりますが、改めて商品の特徴と合わせてご説明させていただきます。

曲げわっぱとは?

曲げわっぱは、秋田県大館市で作られ、日本有数の銘木として知られる秋田杉を使用しています。
現在流通している秋田杉は、自然の中で育った「天然秋田杉」と人工的に植林された「秋田杉」の2種類です。
これまで曲げわっぱには「天然秋田杉」が用いられてきましたが、自然保護を目的に2013年3月で伐採が禁止となったことを理由に、原木の在庫利用を除くと今の原材料のほとんどが「秋田杉」になっています。

「天然秋田杉」は日本三大美林のひとつとされ、樹齢は200〜250年で、年輪幅が細かく節のない柾目と光沢が特徴です。
一方、「秋田杉」は樹齢100年前後のため、年輪幅が天然のものに比べて、若干広いものの、近年の「天然秋田杉」より赤みがかった美しい色合いをしています。
均一な木目、軽さ、弾力性、心地よい香りは、遜色なく、どちらも同じで、曲げわっぱには、最適な材であることに変わりはありません。

曲げわっぱの部材は、杉材の中でもっとも美しい木目をもつ年輪の柾目(まさめ)を使用します。
その柾目部分を薄く剥ぎ、熱湯につけて柔らかくしたものを、型に合わせて素早く曲げて乾燥させます。
乾燥させた曲げわっぱを、桜皮で縫い留め、底面をわずかな隙間もないように丁寧にはめ込んで、ヤスリをかけて完成させていきます。
これらの工程は全て職人による手仕事です。
曲げわっぱが誕生した当時から変わらぬ技法で、時間と手間を惜しまず一つひとつが丁寧に作られています。
日本各地には、さまざまな曲物がありますが、国の伝統的工芸品の指定を受けたのは大館曲げわっぱのみ。
秋田杉の優雅な風合いと温もり、継承されてきた確かな技、それらの要素が日本を誇る逸品を生み出しています。

https://japan-novelty.jp/traditional/wappa/ 参照

歴史ある商品であること、職人さんの継承されてきた技術の高さを感じますね!

環境的側面から

曲げわっぱは持続的に作製していけるように、上記で記載した通り人工的な秋田杉のみを使用しています。
SDGs、持続可能なモノづくりというお話を聞きますが、まさに以前よりそういった側面から行動していることがわかります。
また、お弁当箱を持参するようになってから、お店等で購入するプラスチック製のお弁当箱やカトラリーを使う機会が極端に減りました。
脱炭素の取り組みの一貫でコンビニ等のカトラリー有料化に向けて動きが出てきておりますが、そういった面でも貢献できているように感じます。
マイ箸、マイスプーン、マイボトルなど今後よりそういった動きが主流になってくるかと思います。
そんな時に消費者側として、なかなか前向きに取り組むことは難しいかもしれません。

ただ、曲げわっぱのような少し良い工芸品を持つことで、楽しく環境面にもいつのまにか貢献できるそんな行動にいつの間にか変わっているなんてこともあるかもしれません。
使い捨てではなく、良いものを長く使うそういった行動を自然と教えてくれるのが工芸品の良さのひとつだと感じます。

是非これいい和の曲げわっぱページもご覧ください。

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