コラム

日本製の魅力と定義

2022.05.25

こんにちは、これいい和です。
これいい和では、【ニッポンの記念品ならこれいい和】というコンセプトで伝統工芸品を中心とした記念品をご提案させていただいております。

しかし、日本製の定義をご存知ない方も意外と多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日本製の魅力と、日本製の定義を再度ご認識いただくために、説明をさせていただきます。

1.日本製の魅力

まずは、日本製の魅力についてお伝えさせていただければと思います。
多くの魅力を持っている日本製の魅力はどのようなものがあるのでしょうか。

1-1 日本製のイメージ

日本製と聞くとどんな事を思い浮かべますか?
「品質が優れている」「信頼」「安心」など比較的、良いイメージを持つ方が多いのではないかと思います。
食品や衣類、電化製品など、ジャンルを問わず良いものを買おうと思った時は、日本製を中心に探す方もいらっしゃるかと思います。
日本製は品質が良く、長持ちするものが多い事が特徴です。
緻密で正確な作りができる為、耐久性に優れている商品が多くなります。

海外留学をされた方の話で、留学先の寮で洗濯機が数多く壊れていたようです。
しかし、唯一壊れなかった洗濯機の製造国を見ると「Made in Japan」と記されていたそうです。
電化製品限らず、長く使えるのは満足感もありますし、何より愛着が湧きますよね。

1-2 海外からの評価

品質の高さを示す「Made in Japan」。
Made in Japanには、海外から強い信頼があり、高い評価を受けています。

そこで一つご紹介するのが眼鏡の産地である聖地の福島県鯖江市
眼鏡のフレームの国内生産95%以上のシェアを占めており、海外では5分の1が鯖江のメガネが使われています。
世界三大眼鏡産地の一つでもあり、「デザイン力・ブランド力」のイタリア、「安さ」の中国、そして「品質」の日本で知られています。

世界初のチタン製フレームの量産化など技術の高さや品質のよさが海外からの評価を受け、注目させています。
また、有名な映画「マトリックス」で使用されているサングラスは鯖江市で作成されたものになります。
当時、サングラスのデザインはあったものの、それを形にできる技術が日本だけでした。
これ以外にも、日本には工芸品をはじめとする世界で誇れる、日本製のものがたくさんあります。

日本製商品を探す

1-3海外で人気の日本製の商品(日用品編)

・サランラップ
外製のラップはくっつかない商品が比較的多い為、使うたびにイライラしている方も多いようです。
その為、よくくっつき、サッと切れる日本のサランラップが喜ばれます。

・ボールペン
特にアメリカの方に人気の商品です。
アメリカでは販売されている文房具がシンプルなものが多く、同じ様なものが多いようです。
それに対して、日本の文房具、特にボールペンはデザイン・色・細さ・インクなど豊富な種類があります。その為、日本のボールペンはおしゃれアイテムとしてアメリカで人気のようです。

・カイロ
冬のお供であるカイロは日本発祥の商品です。
「火気を使わず、においもせず、軽くて気軽に持ち運べる新型カイロ」という寒い地域では、重宝されるため、海外の方にはとても人気のようです。

・折り畳み傘
日本の折り畳み傘は、海外製のものと比べ、安くて軽くてコンパクトで丈夫のようです。
そのため、特に雨が多いイギリスに人気を博しています。

2. 日本製の定義

さて、日本製(Made in Japan)の魅力をご覧いただいた上で、日本製の定義についてお伝えをさせていただきます。
「日本製は、日本で作製している商品だけでしょ?」と思われている方は、是非ご覧ください。

2-1 曖昧にありつつある定義

商品を購入する時に重要視する一つとして、原産地表示があります。
日本製であれば信頼して買うという方も多いかもしれませんね。
しかし、近年での流通のグローバル化に伴って、原産表示がとても曖昧になってきていることはご存知でしょうか。
例えば、原材料はコストの安い海外から仕入れて、組み立ては日本で行うなど。
原料が日本でなくとも、日本製と表記されるものも多くあります。
グローバル化により、日本製の定義が曖昧になっている為、何が日本製で、日本製でないのかをご紹介していきます。

2-2 日本製とは

日本の法律では、公正取引委員会により、景品表示法第4条第1項第3号に基づく告示の中の、「商品の原産国に関する不当な表示」で、言及されており、実質的な変更をもたらす行為が行われた国と定義されています。
ちょっとわかりづらいですよね。
簡単にいうと、商品としての機能がどこの国で出来上がったのかで、原産国が決定されるのです。
例えば、冷蔵庫の主要な機能である保冷機能の完成が日本なら、日本製。
中国なら中国製ということになります。
また、日本の工場で冷蔵庫を作ろうとした際に中国から仕入れた材料を使用し、タイ人の手で作ったとしても、日本製になります。
また、中国で生産したものでも、最終検査を日本で行うことにより、その製品を日本製であると表示するというケースありますが、これは日本製ではなく、中国製というべき製品であったとしても日本製(Made in Japan)となってしまうグレーな部分です。

2-3 日本製の基準4つのポイント

●日本製と完全に言えるもの
・日本企業が日本国内で、日本国内の部品を使って生産したもの
・海外企業が日本国内で、日本国内の部品を使って生産したもの
先ほどの定義から考えると、日本国内で生産されたものについては、「日本製」であるといえます。
しかし、例えば外国人が日本で工場を設立して、そこで商品を作った場合にも「日本製」として製品化されるということにもなります。

●日本製であるが少しグレーと判断されるもの
・日本企業が部品を海外から仕入れて、日本で生産しているもの
・海外企業が部品を海外から仕入れて、日本で生産しているもの
この場合も、日本製と言えば間違いではないのですが、あくまでも外側だけということになるでしょう。例えば、車で考えてみると、車本体の表示は日本製になりますが、車の中のエンジンなどの表示は海外となるようです。

●限りなくグレーな日本製
・ほぼすべての工程を海外で生産して、日本国内で検査や梱包等を行って出荷するもの
この形態で日本製と名乗っている商品もありますが、これは限りなくグレーな表示です。このような生産工程の製品については、日本製を表示されている場合がありますので、注意が必要です。

●日本製とならないもの
・日本企業が海外で工場を設立し、日本人社員により生産されるもの
この場合は、日本製と表示することができません。あくまでも出来上がった国の表示なのですから、中国であれば中国製となります。

日本製というものは、日本国内で生産されたものとなりますので、外国人が日本で生産しても日本製になってしまいますし、その逆も同様で日本製と表示することができなくなります。
そのため、日本企業が海外で生産を行った場合、企業によっては原産国表示のほかに「made by japan」や「made by japanese」といったような表示をつけるところも、徐々にですが増えてきています。この表示により、原産国はともかく日本人が作ったという付加価値をつけようとしているようです。

しかし昨今では類似品が安く中国で生産出来てしまうのもありますし、日本製の絶対的なブランド力が購入の最終意思決定にはならない場合もあると感じています。
もし、ご購入される場合は、そういった部分も含め、調べてみるのも面白いかもしれませんね。

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まとめ

今回は、日本製の魅力と定義に関してご紹介しました。
日本には、昔から培われてきた、優れた技術により海外に誇れるものを多く作ってきました。使う人が安心して、そして長く使ってもらい満足できるのが日本製の良さです。
そして日本製品というのは、この現代においても非常に信頼性の優れている証となっています。
今後もグローバル化で曖昧になってきたものはっきりとさせ、より多くの人に安心して日本製の商品を使って頂きたいですね。

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