コラム

おじいちゃんからの言い伝えと記念品

2021.09.30

こんにちは、これいい和です。

昔から私たちの間には、語りつがれてきた話、「言い伝え」がありますね。

皆さんはどんな言い伝えを思い出しますか?
小さい頃、家族や友達から聞いた話など、様々あると思います。

私は昔、祖父から、

新しい履物を夕方(夜)に下ろすんだねぇど~
ため息ついてっど、幸せが逃げっど~
夜に口笛吹ぐど、蛇が出っかんな~
下の歯が抜けたら屋根の上に投げんだ。上の歯が抜けたら床下に投げんだぞ
風邪を引いたら、ネギ巻きゃ治っど~

・・・と、色々と教わってきました(笑)

調べてみると、本当にその言い伝えはあるようです。

例えば、「夜に履物をおろさない」。
昔は今とは違い、夜になると真っ暗になり、今のような街頭で明るいということはありませんでした。 真っ暗な夜に新しい靴をおろして外に出かけると、転んだり道に迷ったりして良くないことが起きる。つまり、 「縁起が悪い」。
そのような理由で、「夜に靴をおろしてはいけない」と言われ始めたといいます。

また、「上の乳歯を縁の下へ、下の乳歯を屋根の上に放り投げる」には、「健やかな身体に育つように」という願いを込めた言い伝えとおまじないの意味があるようです。

この儀式は、新しく生えてくる永久歯がその方向へ伸びていくことを信じていたからだと言われているそうです!

確かに、私も抜けた乳歯は投げていたな~と思い出しました。

これは、私の家のルールだと思いますが、抜けた歯と反対側に生えている歯も抜いていました・・・。これが正しかったのかは・・・わかりません(笑) ※良い子は真似しないでね

と、色々な言い伝えがありますが、昔から続く伝統技術、伝統工芸品にはその様な言い伝えはあるのか?と考えてみます。

伝統工芸品の言い伝え

伝統工芸の言い伝え。
実は、あります!

周年記念や粗品で、企業様へ、お客様へ、社員へ贈り物をする時に、良い商品を渡すというだけではなく、

そこに『こんな思いの詰まった商品なんですよ』という想いや言葉、ストーリーを添えられる商品であれば、より贈り物としての価値が高まると思います。

そして何より、贈り物を受け取る方も、その想いや歴史など、心を寄せて考えて贈ってくれたということに、感動してくれるのではないでしょうか。

これいい和商品には、その様な商品がたくさんあります!
心から、『これいいわ〜』と心がホッと温かくなる商品をたくさんご提案できます。

想いを伝える記念品

例えば、このようなものがあります。

SUWADA つめ切り

刃物の中でも、両側の刃が “ぴったりと合わさって対象を切る” という刃物に特化しています。

爪切り本来の “切る” 機能を研ぎ澄ますために、素材と熟練した職人の手仕上げに徹底的にこだわって作られています。

ヤスリがけがいらないほど、綺麗に爪を切ることができるんです。

刃物は、古くより『魔(災い)を断ち切り、幸運の道を切り開くもの』として、慶事に使われてきました。
皇室では慶事に刀剣が贈るなどの習慣もあり、縁起の良いものとして様々な場面で使われています。

■ 京扇子 武州正藍染

日本のおもてなしを象徴する道具の扇子は、末広がりの形から縁起の良いものとされています!

87回職人の手を通るといわれる京扇子。最後に贈り手の手を通り88回目となります。

数字の “8” を漢字すると “八” 。形が末広がりで、縁起の良い数字として昔から伝わっています。

「八」の形が「上」=現在の方向から、「下」=末を意味する未来や将来の方向へ広がり、次第に繁栄していくようでおめでたいからだ、と言われています。

武州正藍染 京扇子

■ 白河だるま

今から約300年前、時の白河城主、松平定信楽翁公が、城下の繁栄をはかつて「だるま」の技術を習得させ、旧正月14日を縁日として、大手門前に「だるま市」を張らせたのが始まりと言い伝えられています。(現在は2月11日に行われています。)

家族の健康や会社の繁栄、高校や大学の合格や選挙での当選など古来より人々が何かを願う際は必ず白河だるまがそばにあり、たえず人々の夢や希望を応援し続けてきました。白河だるまは幸運の象徴とされている「鶴亀松竹梅」が顔の中に描写されているのが最大の特徴です!

鶴亀・・・日本では古くから、「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、鶴と亀は長寿を象徴するめでたい生き物であると考えられています。

松竹梅・・・松=長寿、竹=子孫繁栄、梅=気高さや長寿の象徴と言われています。

また、だるまは ”七転び八起き“ の意味も込められ「商売繁盛・必勝祈願・家内安全・無病息災」の縁起物とされています。

白河だるま ※干支だるま有

■ 武州正藍染

武州正藍染は、藍の葉からとった染料を発酵させて染めるのが特徴です。
糸を染め上げてから織るので「青縞」と呼ばれる、美しい自然のストライプが生まれます。
武州正藍染を使った商品は同じ商品でも「青縞」が異なる為、唯一無二のあなただけの一点ものにもなります。

また、江戸時代、武州に生まれ育ち、後に日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一のビジネスのルーツは染料「藍玉」の売買でした。

渋沢のアイディアで高品質の藍を栽培した武州では、「藍田は家を興す」とまで言われるほど藍で栄えました。

そして、日本人に愛されるジャパンブルー=藍。
源平の合戦に勝利した源氏側の武将が身に着けていた武具の藍。
ヨーロッパの画家に衝撃を与えた葛飾北斎の藍。
サッカー日本代表「サムライブルー」の藍。

つまり、藍色は ”勝利を呼ぶ色“ なんです!!!

武州正藍染シリーズはこちらに載っています。
https://japan-novelty.jp/traditional/busyuai/

などなど、一部の紹介でしたが、この他にも想いのこもった記念品を様々ご案内できます。

弊社がご提案する商品には、ただ実用性がある、だけではなく、商品に込められたストーリーと想いが込められています。

私が記念品をもらうなら、商品のストーリーと作り手の思いが詰まっている商品をもらえる方が数倍嬉しいです。

ちなみにプレゼントはこちらまで承っております。

https://japan-novelty.jp/concierge

大切な記念に、大切な相手に、心のこもった贈り物を届けてみてはいかがでしょうか。

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