コラム

脱プラスチック時代の企業記念品|SDGsを伝える日本製工芸ギフトという選択

2026.02.04

こんにちは。
これいい和の山口です。

近年、企業の周年記念品や表彰ギフト、ノベルティ選びの中でも「環境への配慮」や「サステナブルな姿勢」が重視されるようになってきました。特に世界的な流れとして進んでいるのが、脱プラスチック(脱プラ)です。
単なる“エコ活動”ではなく、企業としての価値観や信頼感を示すテーマとして、記念品や贈答品にもその考え方が求められる時代になりつつあります。

本記事では、脱プラが注目される背景と、
その中で伝統工芸品が企業ギフトとして選ばれている理由をご紹介します。

もくじ
1 企業ギフトでも「脱プラ」が求められる時代に
2 なぜ世界で脱プラスチックが進んでいるのか
3 世界の各地域・各企業で進む脱プラスチックの取り組み
4 脱プラ記念品として工芸品が注目される理由
5 これいい和が提案する“環境配慮型”の日本製ギフト
6 まとめ|工芸品は“企業の姿勢を伝える贈り物”になる
7 関連リンク

1 企業ギフトでも「脱プラ」が求められる時代に

脱プラスチックの流れは、もはや一部の環境先進企業だけの話ではありません。

今では企業活動そのものが、
・SDGsへの取り組み
・サステナブルな調達
・環境に配慮したブランド姿勢

を社会から求められるようになっています。

そのため、周年記念品やノベルティも「安いものを配る」から「企業の姿勢が伝わるものを選ぶ」へと変化してきました。脱プラの視点は、記念品選びにも確実に影響を与えています。

2 世界で脱プラスチックが進んでいる3つの理由

石油が原料のプラスチックは、軽くて丈夫、成形しやすく、食品の持ち運びにも清潔で便利なため、世界中で様々な製品に使われています。
しかし、一方で、プラスチック製品の生産・使用には、多くの環境問題があるため、脱プラスチックの取り組みが進んでいます。

2-1.温室効果ガスの排出

まず、プラスチックを製造する際に、石油などの化石燃料が使用されるため、CO2排出量が増えます。地球温暖化を加速させる原因となるということです。
大量生産・大量消費をするほど、温室効果ガスの排出に寄与するのです。
温室効果ガスの排出により、気候変動にはじまる環境への影響が多大なため、脱プラが急がれています。

2-2.廃棄とリサイクルの難しさ

プラスチックはリサイクルが難しいため、多くのプラスチック製品が1度使用されたら廃棄されます。
焼却処理や埋め立て処分されるということです。
プラスチックは化石燃料から製造されるので、焼却処分の過程でもCO2などの温室効果ガスが発生します。

また、焼却処分されず環境中に出されたプラスチックも、紫外線や空気・水によって少しずつ分解が進みます。この際も同じく、メタンなどの温室効果ガスの排出があります。

2-3.海洋プラスチック問題

陸上でポイ捨てされたプラスチックごみは、川を通じて海に流れ込みます。
海洋プラスチックゴミは、海鳥や海ガメ、魚類などの海の生物が誤食してしまう問題があります。
これらの生物が誤食すると、胃や腸などの消化器官に詰まり、食欲を減退させたり、死に至らしめたりする可能性があるのです。
さらに、海洋プラスチックゴミは、少しずつ少しずつ紫外線や波によって細かく分解され、食物連鎖によって海の生物の体内に蓄積されます。
これにより、海洋生物が被害を受けるだけでなく、魚を食べる人間にとっても健康リスク、漁業の収穫量の減少、観光業などの経済的悪影響もあるのです。

こうした背景から、欧州を中心に使い捨てプラスチック規制が進み、企業も脱プラへの対応が求められるようになっています。

3 世界の各地域・各企業で進む脱プラスチックの取り組み

ここまでに挙げたような環境問題を背景に、代替素材の開発やプラスチック製品のリデュース、リユース、リサイクルなど、脱プラスチックに世界各地で取り組みがあります。
国レベルでは、プラスチック廃棄物削減を目的とした法律が導入されている国が増えています。

3-1.フランス:使い捨てプラスチック禁止を進める環境先進国

フランスはプラスチック廃棄物問題に対して強い意識を持ち、積極的に脱プラ政策を進めています。
例えば、2016年からは使い捨てプラスチックのレジ袋の販売が禁止され、2020年にはカップ、グラスなどのさらに多くの使い捨てプラスチック製品が禁止されました。
野菜や果物を包む袋もプラスチック禁止となり、2023年からはファストフード店での使い捨てプラスチック容器の使用も禁止されています。
食品の鮮度保持や、店舗側の設備導入など課題もありつつも、脱プラへの移行が進められている国のひとつです。

3-2.ドイツ:法律でリサイクルを仕組み化した脱プラ先進国

環境先進国として知られるドイツも、脱プラへの取り組みを強化しています。

1991年には「包装廃棄物法」を制定し、製造業者が自社製品の廃棄物処理費用を負担する仕組みを整えることで、廃棄物削減とリサイクル促進を進めてきました。

さらに2019年には新たに「プラスチック廃棄物削減法」を制定し、2021年から一部の使い捨てプラスチック製品を禁止、段階的に規制を強めています。

国として制度設計を進めながら、脱プラを社会全体で推進している事例といえます。

3-3.EU・世界各国へ広がる脱プラ規制の流れ

フランスやドイツだけでなく、イギリス、スペインをはじめとするEU各国、アメリカの都市部、オーストラリア、インド、韓国などでも、使い捨てプラスチック製品の販売禁止や規制が発表されています。

消費者側でも、エコバッグの利用やリサイクル意識の高まりが進み、脱プラは世界的な潮流として広がり続けています。

3-4.企業も脱プラ対応を加速|ブランド価値に直結する時代へ

こうした背景の中で、多くの企業や団体もプラスチック削減に向けた取り組みを行っています。

たとえば、
・プラスチックストローの廃止
・再生プラスチックの活用
・代替素材の導入
・バイオマス素材の開発
などの動きが進んでいます。

コカ・コーラやペプシコも、飲料用ペットボトル排出量削減を掲げ、キットカットで有名なネスレ日本も、大袋をプラスチックから紙袋へ変更しました。

脱プラに乗り遅れることで企業イメージに直結するリスクもあり、「環境対応」はブランド戦略の一部になっています。

3-5.日本でも進む脱プラ政策と今後の課題

世界の動きを見てきましたが、日本でも脱プラに向けた取り組みが進んでいます。

2018年には「プラスチック資源循環法」が制定され、使用量削減やリサイクル促進、バイオマスプラスチック活用などが規定されました。
また2020年にはレジ袋の無料配布が禁止され有料化されるなど、国内でも削減の流れが広がっています。
さらに2019年のG20大阪サミットでは、海洋プラスチックごみ問題への対策が国際的に議論され、日本も参加国として取り組んでいます。

一方で、日本は清潔意識が高いぶんプラスチック使用量も多く、取り組みはまだ十分ではないという指摘もあります。今後は、法律や規制の強化だけでなく、企業や自治体、国民意識の向上など、より多面的な対応が求められています。

4.脱プラ記念品として工芸品が注目される理由

では、脱プラの流れの中で、なぜ「伝統工芸品」が企業ギフトとして選ばれているのでしょうか。
実際に「脱プラの記念品で何を選べばいいか分からない」というご相談が増えており、その中で注目されているのが、伝統工芸品です。

4-1.自然素材でつくられた“サステナブルな贈り物”

昔から作られてきた伝統工芸品は、土・木・和紙・漆などの自然由来の素材を活かして作られています。例えば陶器は粘土、漆器は木材など、自然界に存在する土や草木を原料とし、自然から生み出されています。そして、材料の採取方法や生産量に配慮しながら、自然と共存しながら作られてきました。

大量生産とは異なり、自然と共生しながら受け継がれてきたものづくりは、脱プラ時代の価値観と非常に親和性が高いギフトです。

4-2.長く使えるから“使い捨てにならない”

工芸品は丈夫で、長く使えるものが多いのも特徴です。

記念品として贈ったあとも、日常の中で使われ続けることで、
・節目の記憶が残る
・贈った企業の印象が続く

という価値につながります。

4-3.企業のSDGs姿勢が自然に伝わる

次に、伝統工芸品は、手作りで作られることが多く、材料や製造過程などが透明性が高く、環境にも配慮された製品が作られることが多いです。また、伝統的な製造方法を守り、高品質な製品を作り出すことができるため、製品の寿命も長く、廃棄物が発生するリスクも低くなっています。

脱プラの記念品を選ぶことは、「環境に配慮している企業です」というメッセージにもなります。工芸品には背景やストーリーがあるため、単なるエコ素材よりもさらに“企業の姿勢”を丁寧に伝えられる贈り物になります。

国内・海外ともに、記念品・贈り物に伝統工芸品を贈ることは大変価値があります。
「SDGsやサステナビリティに関心の高い企業だ」というメッセージが伝わると考えられます。
贈る際は、ぜひ、その工芸品を選んだ理由や工芸品の背景もお伝えしてみてください。
工芸品には縁起柄も多いので、「未来永劫の発展を祈る」など、持続可能な社会へのメッセージもこめやすいかもしれません。

4-4.日本文化を贈る“Made in Japanギフト”としても強い

伝統工芸品は海外ゲスト向けの記念品としても人気です。
脱プラ+日本文化+高品質という組み合わせは、国際的な贈答品としても高く評価されています。

5 これいい和が提案する“環境配慮型”の日本製ギフト

これいい和では、脱プラ・SDGs文脈でも提案しやすい日本製・自然素材の記念品をご用意しています。

たとえば、
・間伐材を活用したヒノキ製品
・越前和紙を使った名入れ文具ギフト
・木工・漆器など長く使える工芸品

など、企業の節目にふさわしい記念品をご提案しています。

「環境配慮型の周年記念品を探している」
「脱プラの企業姿勢をギフトで伝えたい」
そんな段階からでも、お気軽にご相談ください。


これいい和では、定期的に伝統工芸品の記念品に関するメールマガジンを配信しております。
ご希望の方は、下記のフォームからご登録をお願い致します。


6 まとめ|工芸品は“企業の姿勢を伝える贈り物”になる

脱プラスチックの流れは、世界的に加速しています。
その中で企業が贈る記念品も、「環境」「文化」「信頼」を同時に届けられるものが選ばれる時代になりました。

伝統工芸品は、自然素材と職人技が生み出すサステナブルで意味のある贈り物です。
これいい和も、企業の節目がより良い形になるよう、脱プラ時代の記念品選びをご一緒できれば嬉しく思います。

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