コラム

靖國神社の桜を届けたい -靖國神社の桜で染めた タオルハンカチ-

2022.11.18

こんにちは、これいい和の和田です。

こちらのタオルハンカチ、実際に靖國神社の桜(※)を使って染め上げているのです。
この鮮やかな色、春に咲き誇る桜の生命力を感じさせてくれます。
※枝とひこばえで抽出

この制作の裏には、奇跡的なストーリーがありました。

3月下旬、
私は、靖國神社の参道を歩いていました。
「今年も桜の季節がやってきた」
九段下にオフィスがあるため、いつも散歩に靖國神社にいきます。
昼休みや息抜きしたいとき。


満開の桜を見ながら、ふと、
「東京にいて、桜の名所に散歩ができる。この環境、私にとっては当たり前だけど、全国の方から見たら、有り難いことなのかもしれない」
と、思いました。

仕事柄、多くの工房さん、職人さん、メーカーさん、工場さんと付き合いがある私は、
こう思いました。

「この桜で、商品をつくって全国の人に届けられないだろうか」
「靖國の桜で染めたタオルはどうだろうか」

すぐに靖國神社の販売部門の方に連絡したところ、
お話をさせていただく機会を頂きました。

ご担当の方から、
「すでに桜で染めた商品はありますよ。」
やはり、同じ想いの方、さらに行動が早かった方がいらっしゃいました。

「でも、タオルハンカチはないですよ。」
であれば、
「このような商品を形にしませんか?」
と、ご提案しました。

後日、

4月に木々の剪定があるので、
その時に切った枝をお預かりする段取りになりました。

お受けいただき感謝。

・・・ここから奇跡の始まりです。

剪定の際に、枝だけをお預かりする予定でした。
ですが、管理の方から、
「とりあえず集めてみたのですが・・・。」
と、“ひこばえ”という幹の脇に生えてくる若葉も集めているそうで、お申し出がありました。
袋いっぱいの葉っぱ。
「ひこばえ??さすがに緑だからなぁ」

今まで染色の材料に活用したこともなく、そもそもこのような若葉で何ができるのか、
と、期待は薄かったのですが、丁寧に集めていただいたので試験をすることにしました。

袋いっぱいの枝、
袋いっぱいのひこばえ、
私は、それを両手にもって、地下鉄に乗り、工場へ。

染色工場のご担当の方は、
「ひこばえ?初めて聞きました。こんなにたくさん、すごいですね!やってみましょうか!」

結果はどうあれ、
抽出試験をすることに。

1週間後、驚く結果が。

「見てください!とても鮮やかな色が出てきましたよ」

私も染色工場さんもびっくり。
これは、靖國神社の方にも喜んでいただけそうだ。
青々としたひこばえの生命力が鮮やかな桜色を出してくれたのです。

奇跡的な出来事でした。

そこからは、完成に向け、
メッセージ、包装、などお打ち合わせをし、納品へと進んでいきます。

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