コラム

節句とは何か|五節句の意味と日本人が大切にしてきた心

2026.03.27

こんにちは。
これいい和です。

今回は、「節句とは何か」「五節句の意味と由来」についてお伝えします。

端午の節句や桃の節句など、私たちに馴染みのある行事ですが、その意味を改めて考える機会は意外と少ないかもしれません。節句は、日本人が大切にしてきた季節の節目であり、暮らしの中にある“感謝や祈りの文化”でもあります。

もくじ
1 節句とは「季節の節目」を祝う行事
2 「節句」と「節供」の違いとは
3 五節句とは何か
4 節句は「感謝と祈り」の文化
5 現代の暮らしの中で節句を取り入れる
6 節句を通して、日本の心に触れる
7 関連リンク

1 節句とは「季節の節目」を祝う行事

節句は、もともと中国から伝わった風習が日本の文化と融合し、独自に発展してきたものとされています。宮中行事として始まり、次第に庶民の生活へと広がっていきました。

節句は「節日(せちび)」とも呼ばれ、季節の変わり目にあたる大切な日を意味します。
こうした節目にお祝いをする文化は、日々の暮らしに感謝し、自然と共に生きる日本らしい価値観を表しています。

2 「節句」と「節供」の違いとは

「せっく」と聞くと、「節句」と「節供」という2つの表記があります。

「節供」とは、節の日に神様へ食べ物をお供えすることを指します。
・その季節の食材
・初物
・意味を持つ食べ物
これらを供え、その後に人々もいただくことで、自然の恵みや日々の生活への感謝を表します。
現在では「おせち料理」が代表的ですが、もともとは節供料理全般を指す言葉でした。

3 五節句とは何か

特に大切にされてきた節句は「五節句」と呼ばれ、以下の5つがあります。

3-1.人日(じんじつ)の節句|1月7日

七草粥で知られる節句です。

・無病息災を願う
・正月で疲れた体を整える
といった意味が込められています。

自然の恵みに感謝しながら、静かに新年を整える日でもあります。

3-2.上巳(じょうし)の節句|3月3日

桃の節句とも呼ばれ、女の子の健やかな成長を願う日です。

雛人形は、災いを身代わりに受ける存在とされてきました。
また、桃には邪気を払う力があるとされ、生命力の象徴として大切にされています。

3-3.端午(たんご)の節句|5月5日

菖蒲の節句とも呼ばれ、現在は男の子の成長を願う行事として知られています。

・勝負
・尚武
といった言葉に通じることから、強さや成長への願いが込められています。

柏餅には「家系が絶えない」という意味もあり、縁起物として親しまれています。

3-4.七夕(しちせき)の節句|7月7日

もともとは機織りの上達を願う行事でした。

現在では、
・習い事の上達
・願いごと
へと広がり、短冊に願いを書く文化として親しまれています。

3-5.重陽(ちょうよう)の節句|9月9日

菊を用いて長寿を願う節句です。

・菊酒
・菊の露
など、健康や若返りにまつわる風習が伝えられています。

4 節句は「感謝と祈り」の文化

節句の共通点は、
・季節の変化を感じる
・自然の恵みに感謝する
・これからの健康や成長を願う
という点にあります。

日々の忙しさの中で忘れがちな「立ち止まる時間」を、節句は与えてくれているのかもしれません。

5 現代の暮らしの中で節句を取り入れる

現代では、形式にとらわれず、それぞれの暮らしに合った形で節句を楽しむことができます。

・季節の食べ物をいただく
・小さな飾りを取り入れる
・家族で意味を話す

こうした小さなことでも、節句の本来の意味を感じることができます。

6 節句を通して、日本の心に触れる

節句は単なる行事ではなく、
・感謝の気持ち
・人とのつながり
・自然との共生
といった、日本人が大切にしてきた心を教えてくれます。

こうした文化に触れることで、日常の見え方も少し変わってくるかもしれません。


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