コラム
和柄の意味一覧|代表的な文様の由来と縁起をわかりやすく解説
2026.02.19
こんにちは!
これいい和の伊藤です!!
最近、鬼滅の刃を筆頭に「市松柄」や「麻の葉柄」など和柄が少しずつブームになってきています。
和柄は古くから親しまれているもので、皆さんが普段何気なく目にしているものも、和柄だったりするかもしれません。
和柄だということが分かっても、その意味を考えたことはありますか?
実は、和柄には一つ一つに意味があります。
意味を知っていると、ストーリーを添えて、より想いの込もったプレゼントをしていただけると思います!
そして、縁起物の和柄は工芸品に多く使われおり、プレゼントや周年記念品にぴったりです。
今回は、その和柄の由来や意味をご紹介します。
もくじ
1 和柄とは?|意味と文様の基礎知識
2 和柄の歴史|平安時代から続く日本の文様文化
3 和柄とは?|意味と文様の基礎知識
4 和柄を使う際のマナーと注意点
5 意外なところに和柄が・・・
6 これいい和ができること
7 関連リンク
1 和柄とは?|意味と文様の基礎知識
一般的に和柄には、伝統的な文様が使われています。
この文様をパターン化し、規律正しく並べたものを「和柄」と読んでいます。
この和柄は、平安時代中期から今までにデザインされ、
いくつかのパターンは現在でも、当時のデザインのまま使用されています。
文様には、自然現象を抽象的に表した幾何学文、動物や植物をモチーフにした動・植物文に分けられます。
また、パターンの構成方法によって、単独文と連続文、地文に分けられます。
単独文というのは単一の図文から成るもので、各要素を複合して単一の図文に構成したものとがあります。
2 和柄の歴史|平安時代から続く日本の文様文化
現在、私たちが目にする和柄文様のうちの多くは、平安時代以降のデザインが中心となっています。
平安時代初期は、中国や他の国からの影響のものが多くありました。
平安時代以降には日本独自のものや、他国から伝わったものをアレンジしたデザインが広まってきました。そして、この頃から、紫式部が書いた源氏物語が誕生し、日本文学の発達時代となりました。
そして、ひらがなが誕生し、デザインも日本独自のものへと変化していきました。
日本人は古くから、自然の持つ美しさに惹かれていました。
そのため、現在の文様には歴史的なデザインを継承しつつ、自然をモチーフにしたものが多く存在しています。
3 代表的な和柄一覧と意味・由来
3-1.七宝|円満・ご縁
同じ大きさの丸を四分の一ずつ重ねる柄のこと。
この柄を上下左右に規則正しく連続させたものが「七宝つなぎ」と呼ばれます。
また、七宝(しっぽう)とは仏教の教典に出てくる七種の宝のことで、
- 金
- 銀
- 瑠璃(るり)
- 玻璃 (はり)
- しゃこ貝
- 珊瑚(さんご)
- 瑪瑙(めのう)
であると言われています。

『七宝柄』は、円(縁)が繋がり続けている理由から、円満、調和、ご縁などの願いが込められています。また、人の御縁や繋がりは、最初に挙げた「七宝」と同等の価値があることを示している柄でもあります。
ご結婚の際にはもちろん、就職や引っ越しなど、人と人とのつながりを感じる場面や、
様々なお祝いのシーンでプレゼントにぴったりの柄です。
また、ご縁を大切にされてきた企業様の周年記念品にはピッタリな柄となります
3-2.麻の葉|成長・魔除け
すでに、皆さんおなじみの柄になっていますね。有名アニメの着物の柄に使われている「麻の葉」。
六角形の幾何学文様が、植物の麻の葉に似ていることから、その名前がついたと言われています。
日本では、平安時代から仏像の装飾などに使われてきた柄であり、
その美しさから今では、建築、ファッション、グラフィックなど、様々な分野で世界中に浸透しています。

古くから植物の「麻」は神聖なものとして神事に用いられ、生まれてきた赤ちゃんには、「麻の葉」柄の服を着せる風習がありました。昔は子供の寿命が短かったため、魔除けの意味が込められていました。
また、麻は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く、真っ直ぐにグングン成長して行くので、
健やかな子供の成長を願う意味も込められています。
3-3.市松模様|繁栄・事業拡大
こちらも、すでに同じみの市松模様。
碁盤目状の格子の目を色違いに並べた模様で、いわゆるチェック柄と同様の模様です。
元々は石畳に似ているため、「石畳」と呼ばれていました。
江戸時代中期になり「佐野川市松」という歌舞伎役者が、舞台でこの模様の袴を着ていたところ、
当時の女性の間で大流行しました。
それ以来、その役者の名前を取って、「市松模様」と呼ばれたことが続いています。
ルイ・ヴィトンのバッグのデザインに使われている「ダミエ」柄は市松模様からきていると言われています。

市松模様は、その柄が途切れることなく続いて行くことから、繁栄の意味が込められています。
その「繁栄」の意味から、子孫繁栄や事業拡大など縁起の良い模様として沢山の人に好まれています。
同様の理由で、2020年の東京オリンピックのエンブレムにも採用されています。
エンブレムでは、均一な四角形が組み合わさった模様ではなく、
3つの四角形を組み合わせた市松模様になっています。
そこには、多くの文化や国が関わり広がっていく事による「多様性」を表現したい、という思いが込められているようです。
事業拡大という意味合いは企業様の周年記念品にはピッタリな柄ですね。
3-4.青海波|未来永劫・平和
『青海波』は古代のヨーロッパで生まれ、シルクロードを経由したのち、中国を渡って、飛鳥時代の日本に伝わったとされています。

平安時代の様子が描かれた源氏物語では、雅楽「青海波」を舞う、若き光源氏と頭中将の姿が描かれています。この神楽を舞う際には決まった衣装を身にまとうこともあり、青海波の名はこの神楽や衣装に関係しているのではないかと言われているようです。
『青海波』は、無限に広がる穏やかな波のように見えることから、「未来永劫と平和な暮らしへの願い」が込められています。
3-5.波千鳥|未来永劫・平和
波の上を飛び、戯れている鳥の様子が描かれています。
波は世間とすると、「世の荒波を一緒に乗り越える」という意味が込められていることから、
夫婦円満、家内安全の意味を持つ文様とされています。

千鳥の語呂合わせとして、千取り。
「千の福を取る」という意味と、「高く飛ぶ」という縁起のよさから、
勝運祈願、目標達成の意味を持つとして広く好まれています。
千鳥が飛ぶ可愛らしいデザイン。
ご結婚やご家庭へのお祝いとしてだけでなく、合格祝いなどへの想いを込めた「予祝」にもぴったりですね。
勝運祈願、目標達成という意味は、会社運営にも非常に必要なことですので、周年記念品にも最適な柄です。
3-6.鱗文様|再生・魔除け
三角形を並べた模様で、魚や蛇の鱗に形が似ていることから、鱗文様と呼ばれるようになりました。

三角形を3つ合わせたものは特に「三つ鱗」と呼ばれ、北条家の家紋としても有名です。
もともと三角形には魔除けの力があるとされていたのに加え、鱗は身を守るためのものであることから、鱗文様も魔除けの意味を持っているとされています。
また、脱皮を繰り返す蛇は生命力を象徴する生きものとされていたため「再生」の意味もあります。企業再生を目指される会社の周年記念品としてもおすすめの柄となります
3-7.紗綾形|長寿・家の繁栄
男女、大人子供を問わずよく使われる地文様です。
「万字繋ぎ」というものの一種で、卍を崩した柄とされています。「卍」とは、最近では若者言葉になっている側面もありますが、インダス文明の印章に使われているなど、古代からシンボルとして用いられていたようです。
卍は、日本だけでなくインドや中国、ヨーロッパ、北米など広い範囲で古くから用いられています。
「無限」「幸福」「力」「幸福」「功徳」など意味は様々ですが、吉祥文様として各地で伝わってきたようです。

その卍が続くことから、紗綾型は「不断長久」を意味し、
絶えず長く続くということから、「家の繁栄」「長寿」の願いが込められています。
4 和柄を使う際のマナーと注意点
和模様というのは「吉祥文様」=「おめでたい模様」が多いことがわかりました。
ということは、不祝儀の時には、この模様の使い方を控えなくてはいけない、ということになります。
着物を着用する時や、ふくさ、バッグやハンカチなど、身につけるもの等に配慮ができるといいですね。着物は色無地の地紋、長襦袢の地紋など、不祝儀にも問題ない模様かどうか、確認しておいた方が良さそうです。
不祝儀でも問題なく着用できる柄としては、流水模様、紗綾形などがあります。
5 意外なところに和柄が・・・
日本で一番高い電波塔「スカイツリー」の内装には、多くの和柄が使われています。
床や壁、カーペットなど、様々なところを見てみてください。
今回ご紹介した文様やそれ以外にも、和柄を見つけられるはずです。
スカイツリーには他にも、江戸切子を使用した装飾、和の色、日本建築の技法など、日本の文化が詰まっています。是非、足を運んだ際には、和の模様や日本の文化を意識して、ご覧いただければと思います。
そして実は、記念品にも和柄を添えることができます。
さりげないメッセージで演出できる、粋な計らいとなることでしょう。
6 これいい和ができること
これいい和では、
・和柄を使用した木製記念品
・植物染めシリーズ
・地域産地限定工芸品
・オリジナル制作対応
など、企業様の目的に応じてご提案しています。
「何をつくればいいかわからない」「もう大体のものは作ってきてしまった」など、どのような段階でも構いません。ぜひ一度、お声がけください。