コラム
箸のススメ|毎日使うものだからこそ、記念品に選ばれる理由
2026.04.08
こんにちは。
これいい和の佐々木です。
私たちが日々何気なく使っている「箸」。
実は、日本の文化や価値観が色濃く表れている道具のひとつです。
今回は、周年記念品としてもご相談の多い「箸」について、その背景や魅力を交えながらご紹介していきます。

もくじ
1 箸は、日本らしい文化のひとつ
2 箸の歴史と、日本人との関わり
3 なぜ記念品として選ばれるのか
4 日本各地にある“塗り箸”の魅力
5 知っておきたい「箸のマナー」
6 箸とこれから
7 おわりに
8 関連リンク
1 箸は、日本らしい文化のひとつ
世界を見渡すと、箸を使う国は日本だけではありません。
中国や韓国、ベトナムなど、アジアを中心に広く使われています。
ただ、その中でも“箸だけで食事を完結させる文化”を持っているのは日本特有といわれています。
さらに、日本では「自分専用の箸」を持つ習慣があります。
これは単なる道具ではなく、箸に“使う人の存在が宿る”と考えられてきた背景によるものです。
箸は、食事の道具であると同時に、自分自身と向き合うためのものでもあったのかもしれません。
2 箸の歴史と、日本人との関わり
箸の起源については諸説ありますが、日本書紀や古事記にも記述があり、少なくとも1,000年以上の歴史があるとされています。
古くから日本人の生活に寄り添い、日常の中で使われ続けてきた道具。
それが、箸です。
3 なぜ記念品として選ばれるのか
企業様から記念品のご相談をいただく中で、箸は比較的多く選ばれるアイテムのひとつです。
その理由はシンプルで、
・毎日使うものだから、自然と手に取られる
・年齢や性別を問わず使いやすい
・“長く使う”という意味を持たせやすい
といった点にあります。
また、「人生に寄り添う道具」という背景から、節目の贈り物としても相性が良いと感じています。
4 日本各地にある“塗り箸”の魅力
一口に箸といっても、日本にはさまざまな種類があります。
4-1.輪島塗(石川県)
堅牢さと美しい加飾が特徴の、日本を代表する漆器。
長く使い続けられる品質の高さが魅力です。
国の重要無形文化財に指定されています。
4-2.津軽塗(青森県)
何層にも塗り重ねられた独特の模様と、高い耐久性が特徴。
使い込むほど味わいが増していきます。
4-3.若狭塗(福井県)
福井県小浜市で生産される漆器です。若狭塗箸は、海底を連想させる貝殻や卵の殻を、色とりどりの色漆で十数回塗り重ねる点が特徴的。日本で生産される箸の大部分が若狭地方で作られています。
4-4.山中塗
木地づくりの技術に優れ、現代的な製品も多いのが特徴。
伝統と実用性のバランスが取れているのも、魅力のひとつ。
伝統的な漆器作りにとどまらず、昭和30年代からはプラスチック(合成樹脂)の素地にウレタン塗装を施した合成(近代)漆器の生産にいち早く取り組んだ結果、飛躍的に生産額を伸ばし、伝統漆器と併せた生産額では全国一の座にあります。
5 知っておきたい「箸のマナー」
箸の使い方には、「嫌い箸」「禁じ箸」と呼ばれるマナーがあります。
日常の中で無意識にやってしまいがちですが、本来は避けるべきとされています。
箸は日常的に使うものだからこそ、少し意識するだけで印象が変わる部分でもあります。
嫌い箸・禁じ箸の例
・迷い箸(まよいばし) ・・・料理の上でどれにしようかと迷うこと。
・直箸(じかばし) ・・・大皿の料理を、取箸を使わずに個人の箸で取ること。
・指し箸(さしばし)・・・箸で人や物を指すこと。
・刺し箸(さしばし)・・・箸の先を食べ物に突き刺して食べること。
・寄せ箸(よせばし) ・・・箸で遠くにある器を引っ掛けて、自分の方へ寄せること。
・こじ箸(こじばし)・・・ 皿に盛られた料理を掻き回して自分の好きなものを取ること。
・探り箸(さぐりばし)・・・ 器や鍋の中の料理を箸でかき回して探ること。
・箸渡し(はしわたし)・・・ 箸から箸へ料理を受け渡すこと。
・拝み箸(おがみばし)・・・ 拝むように、両手で箸を持つこと。
・二人箸(ふたりばし)・・・ 食器の上で二人一緒に同じ料理をとること。
・せせり箸(せせりばし)・・・箸を爪楊枝の代わりとして使うこと。
・返し箸(かえしばし) ・・・箸を上下逆さにして使うこと。逆さ箸(さかさばし)とも。
・空箸(からばし) ・・・箸を一度料理に付けたのに食べないで戻すこと。
・立て箸(たてばし)・・・箸をご飯の上に突き刺して立てること。
6 箸とこれから
割り箸の環境問題などもあり、「使い捨て」から「長く使うもの」へと、意識が変わってきています。
そうした中で、自分専用の箸を持つことの価値も、改めて見直されているように感じます。
7 おわりに
箸は、ただの道具ではなく、日々の生活とともにある存在です。
だからこそ、記念品としても「自然に使われ続ける」ものになります。
もし、「想いが伝わる記念品を選びたい」とお考えでしたら、こうした背景を持つアイテムも、ひとつの選択肢として考えてみても良いかもしれません。
必要であれば、用途やご予算に合わせて、無理のない形でご提案も可能です。
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