コラム
藍染と東京2020オリンピックと記念品
2021.06.10
これいい和の和田です。
世界的な総合スポーツ大会、オリンピック。
その大会を象徴するものの一つが、エンブレムです。
東京2020オリンピックのエンブレムは、
組市松紋(くみいちまつもん)、というものです。
歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いた。
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/emblem/
形の異なる3種類の四角形を組み合わせ、国や文化・思想などの違いを示す。違いはあってもそれらを超えてつながり合うデザインに、「多様性と調和」のメッセージを込め、オリンピック・パラリンピックが多様性を認め合い、つながる世界を目指す場であることを表した。
市松のエンブレムを一目見ただけで、「これは日本のオリンピックのエンブレムだ」と分かります。
それは、日本の伝統柄である市松文様と藍色で表現されているからです。
※和柄の由来と意味(https://japan-novelty.jp/column/638/)
武州正藍染ってどんな織物?(https://japan-novelty.jp/column/460/)の中では、
「武士の色から日本の色への変化」を紹介しています。
鎌倉時代には、武士が一番濃い藍染を「かちいろ(勝色)」と呼び、勝ち戦の縁起担ぎに多用していたようです。それにより藍染は、武士の色として広まっていきました。そして室町時代には、庶民に至るまで日本人の衣類や生活財に使われる最もポピュラーな色になったようです。
ラフカデオ・カーン(小泉八雲)が日本を「藍の国」と表現し、化学教師として日本にきたイギリス人教師のアトキンソンが、日本の藍を「ジャパンブルー」と称したのは、世間的にも有名な話となっております。
まさに、東京2020オリンピックのエンブレムは、日本を最大限に表現した美しいものと分かります。
日本にいる私も、海外の友人から「とても美しいデザインだ」と言われて、改めてその価値に触れたことがありました。日本人として誇らしく思います。
そんな記念すべき大会に向けて、選手ではない私には何ができるのかというと、日本をPRすることです。
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